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全日本ラリー丹後:ラリー復帰戦の鎌田卓麻が5位でフィニッシュ

©SUBARU

2021年の全日本ラリー選手権第5戦RALLY丹後2021で、ケガからの復帰ラリーとなったSUBARU WRX STIの鎌田卓麻/松本優一が総合5位フィニッシュを達成した。競技初日にサスペンションを傷めてしまった新井敏弘/田中直哉は再出走を果たし、次戦以降の改善策を探った。。

(以下リリース抜粋)


■速さ増すライバルへの対抗策を探るSUBARU勢

ラリー最終日はSS7〜SS12の計6SS、SS走行距離55.92kmという構成です。前日の天気予報では好天が予想されていましたが、この日のオープニングとなったSS7では濃霧が出るなど、変わりやすいコンディションになる部分もあり、ラリーの難しさを感じさせる1日となりました。

この日の午後のセクション、総合5番手の鎌田は、SS10で3番手タイム、SS11とSS12では4番手タイムをマークするなど力走を披露。前を行くライバルを逆転するにはおよばなかったものの、この日のスタート時点で47.8秒あった差を確実に削ることに成功しました。再出走を果たした新井は、路面とタイヤのマッチングに苦労する部分もあり、タイムを思うように伸ばすことは叶わず。それでもセッティングを再確認し、次戦以降に向けて着実にデータを積み重ねています。

この結果、鎌田はラリー復帰戦で5位入賞を達成。不完全燃焼の部分はあれど車両には大きなトラブルもなく、今季ここまで最長のラリーを戦い抜きました。また、SUBARU BRZが参戦するJN3クラスでは、竹内源樹/木村悟士と鈴木尚/山岸典将の2台が優勝争いを展開。竹内が12SS中6SSでクラスベストタイムをマークして、今シーズン初勝利を飾りました。

■鎌田卓麻「ライバルに追いつけるよう頑張りたい」

5位入賞を果たした鎌田は、「ご心配をおかけしましたが、アクシデントから2カ月で復帰することができました。初日はコンディションも悪かったですし、クルマのポテンシャルもドライバーも探り探りの展開でした。ですので、この結果も仕方のない部分かと思っています。最終日はドライ路面で思い切って走り、クルマの良い部分と課題となる部分を洗い出すことができたと思います。ライバルはどんどん速くなっているので、なんとかSUBARUもそれに追いつけるように頑張りたいですね。今回はグラベルラリーで使っているクルマをターマック用に仕様変更したのですが、やはり動きが少し異なります。それも思い切って攻められなかった理由のひとつですね。次戦のモントレーは新たに製作したラリーカーができてくるので、新城ラリーの時と変わらないスピードで走れるはずです。2日間ラリーを走ってみて、身体はむしろどんどん良くなってきた感じがしますので、引き続き頑張ります」と、今後に向けた前向きなコメントを残しています。

新井は「昨年のこのラリーと同じように、路面とタイヤが合わなかったですね。それでもクルマのセッティングは2020年シーズンよりも良くなっているので、あとはタイヤが路面に合ってくればもっとスピードを上げられると思います。ただR5車両が速いですから、もう少し色々なことを考えて改良に取り組まないといけませんね。次戦は地元のモントレーですので、好結果を残すことができるように頑張りたいと思います」と、次戦への意気込みを語りました。

次戦は6月11日〜13日に開催されるターマックラリー「MONTRE 2021」です。今年から群馬県高崎市を拠点として開催する予定で、20km前後の長いSSを使用する点が特徴です。地元ラリーとも言えるSUBARU勢の奮闘にご声援をよろしくお願いいたします。

SUBARU



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