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WRCポルトガル:WRC3はカエタン・カエタノビッチが2連勝

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WRC第4戦ラリーポルトガル(グラベル)、WRC3は、ポーランドのカエタン・カエタノビッチ(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo)が、前戦クロアチアに続いての連勝を飾った。

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カエタノビッチは序盤、SS3を終えた時点でトップから25.5秒差と出遅れた。しかし、この日午後のループでは果敢な走りを見せ、フランスのヨアン・ロッセル(シトロエンC3ラリー2)に3.5秒差にまで迫った。翌デイ2はにはロッセルを抜いて部門トップに浮上したが、難関アマランテのステージでスピン。このミスで23.6秒を失い、再び順位を落として最終日を迎えたが、ロッセルとの差はわずか3秒だ。勝負の最終日、渾身のドライブを見せたカエタノビッチは、首位を奪還。この日の5SS中、3本で部門トップタイムをたたき出し、わずか5.6秒差で優勝を手にした。

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同じくファビア・ラリー2 Evoを駆る英国のクリス・イングラムは、ロッセルから49.7秒遅れでのフィニッシュで、初のポディウムフィニッシュを飾った。デイ2ににはTCインが遅れ10秒のタイムペナルティが科されたが、このことでデイ3には奮起。ファフェの最初のステージ(SS17)ではステージウインも獲得した。

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同じくシュコダ勢のニコラ・シャミンは、イングラムの36.2秒差の4位。WRC3部門参戦2戦目のジョシュ・マクエリーンは5位でのフィニッシュを果たした。

地元ポルトガル勢では、元PWRCチャンピオンのアルミンド・アラウジョがデイ1のモルタグアで爆走を披露するなど大いに盛り上げ、部門7位でフィニッシュしている。

一方、チャンピオン候補とも目されているエミル・リンドホルムは初日に3回のパンクを喫し、スペアタイヤを使い果たしたためにデイリタイアを余儀なくされた。再スタート後はベストタイムを連発し、10位でフィニッシュしている。また、サッカーの名門チーム、チェルシー、トットナムで元マネージャーを務め、念願のWRC参戦を果たしたアンドレ・ビラス・ボアスは、部門トップから35分3.6秒差の12位で完走を果たしている。

WRCポルトガル WRC3部門最終結果
1 K.カエタノビッチ(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) 3:52:49.7
2 Y.ロッセル(シトロエン C3 ラリー2) +5.6
3 C.イングラム(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +55.3
4 N.シャミン(シトロエン C3 ラリー2) +1:31.5
5 J.マクエリーン(ヒュンダイ i20 R5) +4:10.8
6 F.ザルディバール(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +5:07.7
7 A.アラウジョ(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +5:24.9
8 A.ヘラー(シトロエン C3 ラリー2) +9:58.5



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