4月23-26日に開催を予定しているラリーアルゼンチンの主催者は、先月水害に見舞われたラリー開催地域の住民に向けて激励を行うことを決めた。
先月、コルドバでは年間雨量の3分の1に当たる30cm以上の雨が12時間の間に降り、主要道路の端が2つ破壊されたほか、1500世代が被害に遭った。
最も被害が大きかったのは、ラリー拠点となるヴィラ・カルロス・パスの北部にあるシエラス・チカで、ここはデイ1のラリーエリアの中心地。アスコチンガの村は特に被害が深刻で、川から水があふれ出したために、多くの人々が避難を余儀なくされたという。
ラリー金曜日に設定されている52kmのSS、アスコチンガのフィニッシュとなるアグア・デ・オロの村では、天気は回復して復旧工事が行われており、主催者と地元自治体は、ステージに変更は行わないことを決定した。
「信じられないような洪水だった。避難に遭われた方々には心よりお悔やみ申し上げます」とラリーのジェネラルコーディネーター、デビッド・エライはコメント。
「我々はイベントを開催することで被害に遭われた地域を支援したい。ラリーアルゼンチンは開催地域の家庭にとても人気があるので、ルートを変更せずに村にステージを通過させることで、人々に生きる希望を取り戻すことにつながればと思っている」
「支援活動のための組織も作る予定だ」
なお、ラリーの土曜日、日曜日のステージ地域は雨の被害は少なく、コンディションも良好だと伝えられている。