2020年のWRC王者、トヨタのセバスチャン・オジエは、6月24〜27日に開催されるWRC第6戦サファリラリー・ケニア(グラベル)には、かなり慎重なアプローチで臨む構えのようだ。
サファリラリー・ケニアがWRCとして開催されるのは2002年以来で、現役のWRカードライバーは、全員がWRCサファリの参戦は初めての経験となる。さらに、規定によりヨーロッパ外でのテストが禁止されているため、WRCのレギュラー陣にとって、このグラベルイベントはまったく未知の経験となる。
「新しい経験ができるのは誰にとっても素晴らしいことだし、ほかとはまったく異なるラリーなので、通常よりはるかに保守的な戦略が必要になる可能性が高い」と語るオジエ。ドライバーズ選手権では、トヨタのチームメイト、エルフィン・エバンスに11ポイント差をつけての首位でこのイベントを迎えるため、初日は先頭走行を担うことになる。
「新しいチャレンジに立ち向かうのはワクワクするね。サファリに行くのが待ち切れないよ」
(Graham Lister)