ヒュンダイのチームボスを務めるアンドレア・アダモは、WRCマニュファクチャラーズ選手権でのメインライバルであるトヨタに対し、今季5度目の敗北を喫した惨状について、言い訳はしないと語った。
先週開催されたWRCサファリラリー・ケニアではティエリー・ヌービルが首位で最終日を迎えたが、この日最初のステージでメカニカルトラブルに見舞われ、勝利を逃している。ヒュンダイ勢はこれで3戦連続で優勝のチャンスを逃したことになる。
サファリの後、アダモは「これで3戦連続でトラブルに見舞われているので、これを不運だとみなすことはできない。言い訳はない。単純に起きてはならないことが起きてしまった。状況がどうなっているのか、自分たちはしっかり理解しないとならない。パフォーマンスは改善されているが信頼性に欠けているので、それがなぜなのかを理解しなくてはならない。とにかく、こんな事態は容認できない」
一方、チームの2021年の活動が足踏み状態になっていることとの関連性は不明だが、2013年にヒュンダイ・モータースポーツに加入し長年チームマネージャーを務めてきたアラン・ペナスとの夏以降の契約を更新しなかったことが伝えられている。
(Graham Lister)