今週ラトビアで開催されるERC第2戦ラリーリエパヤに参戦するクレイグ・ブリーンは、このイベントが7月15日からのWRCラリーエストニアに向けて絶好の準備になると考えている。ブリーンはエストニアにヒュンダイi20クーペWRCで参戦する
ERCラトビアは高速グラベルラリーとして知られており、同じく高速グラベルのWRCエストニアに向けてのウォームアップとしては理想的だ。
「ERCリエパヤはいいラリーだし、スノーラリーだった時代に勝ったことがあるし、昨年もいい内容だった」と語るブリーンは、リエパヤではチームMRFタイヤのヒュンダイi20 R5を駆る。
「とても楽しめたラリーだったし、高速で走ることの感覚を得られるので(WRC戦に向けても)役に立つ。逆に言えば、エアロのないマシンで走るのはすごく妙な気分だし、1日だけのテストでその後にWRカーに戻るのはトリッキーになるだろうね。あのパワーとエアロがついているのだと気持ちを切り替えなくてはならない。まったく正反対のことをやらなくてはならないが、それも楽しいものだよ」
ブリーンは、ERC開幕戦のラリーポーランドは初日の午前にサスペンション破損でデイリタイアを喫し、土曜日に再スタート。この日はステージウインを3本奪取している。
(Graham Lister)