今季のWRCカタルーニャはミックスではなくオールターマックに – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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今季のWRCカタルーニャはミックスではなくオールターマックに

©RACC

RACCは、WRC第11戦ラリーカタルーニャ(10月14〜17日)のアイテナリーを発表。2005年以来、16年連続でコスタダウラダ周辺で開催されるWRCのスペインは、2010年から初日がグラベル、残る2日間はターマックというミックス路面が恒例となっていたが、今季すべてターマック路面で行われる。タラゴナを拠点とするこのイベントでは、FIAが規定している単一タイプの路面での新しいレギュレーションに準拠しており、新しい魅力を放つことになる。

10月15日(金)のラ・グラナデラ(21.77km)と17日(日)のガバダ(13.57km)は、あらゆるドライバーにとってまったく新しいSS。14年以前のステージではビラプラナ(20km)、リバ・ローヤ(14.20km)、バテア・ビラルバ(8.62km)の3本が復活する。SS6ケロール~レ・ポブレス(19.14km)は大幅な修正が加えられた。残りの4つのSSは19年と同じとなる。

RACCとしては、オールターマックという数年前の構成に戻るものの、レイアウトが大きく変わっているため、実質的には新しい競技になるとしている。例えば、シェイクダウンやテストセクションは過去10年間とは異なり、サロウのミックスステージからワインディングが続くコル・デ・ラ・テイセタ(4.31km)へと移されている。10本のステージを使用して構成される全19SSの総ステージ走行距離は306.50kmとなる。

ふたつの新ステージはその独特なレイアウトにより、高い注目を集めることになりそうだ。ラ・グラナデラはフリックスからエル・ソレラスに続く道で、ステージ序盤はリズミカルだが、狭くてワインディングが続く昔ながらの路面のエリアに入ると特徴が一変する。また、ガバダは同名の村からバンデロスをつなぐ道で短いSSだが、グリップの低い路面と、途中の峠、コル・ドーメが特徴。注目点は市街地に設定されるサロウが今回も設定されること。ファンとの接点も期待できるステージで、ドライバーからの評価が高い。

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