WRCサファリでは期待外れの結果に終わったトヨタのエルフィン・エバンスだが、今週エストニアで開催されるWRC第7戦ラリーエストニアでは、その不調を引きずらないと決意しているようだ。前戦サファリでは初日にデイリタイアを喫し、ドライバーズ選手権争いでは首位セバスチャン・オジエとの差は34ポイントに広がった。
「サファリはポイントの面で素晴らしいラリーにはならなかったが、そのことを引きずらずにエストニアでベストを尽くすことに専念しなくてはならない」と語るエバンス。
「サファリにも超高速セクションはあったが、エストニアは性格がまったく違う」と語る。
「エストニアのステージは、現行のマシンの良さが最大限に引き出されるし、ヤリスWRCでこのような道を走ると、素晴らしいスリルを味わうことができる。自分たちのマシンは全体的に高速セクションにとても相性がいいことはこれまでどおりだが、昨年のエストニアでは(セッティング面で)100%合っていなかったところがいくつかあった。だから、テストでこのマシンをできる限りいいものにしようと挑んできたよ」
エバンスは、昨年のエストニアは4位でフィニッシュしている。
(Graham Lister)