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TMG、ヤリスWRC開発のジュニアドライバーにスニネン

 

TMGは2015年のラリープログラムのドライバーとして、フィンランド出身の21歳、ティーム・スニネンを選出した。1月末に発表したフランスのエリック・カメリと共に、様々なマシンやイベントでラリーの経験を積み、将来のWRC参戦時のドライバーへの起用を目指す。

スニネンは2013年にラリーデビューを果たして以来、類い稀なる才能を発揮してきており、WRC初参戦となった2014年のラリーフィンランドでは、WRC3優勝を果たしている。

27歳のカメリとスニネンは、WRC2、WRC3に参戦する傍ら、ヤリスWRCのテストにも参加し、WRカーでの経験を積む。ステファン・サラザン、セバスチャン・リンドホルムという経験豊富なドライバーと共に、今年はヨーロッパの様々な路面でヤリスWRCの限界を広げることに挑む。

このプログラムでは、体力作り、コミュニケーション、メディア対応、チームとの共同作業などドライバーとして欠かせないスキルも磨いていく。

「TMGの若手ドライバー育成計画に加入することができ、とても誇りに思う」とスニネン。

「トヨタはラリーの歴史において非常に高い評価を受けている。WRC復帰の目標とするひとりとしてTMGに選ばれたことは、とても名誉なことだ。彼らの期待に応えたい。僕はまだラリーのキャリアが浅いので、できるだけ多くのことを学ぶことが目標だ。チームと共に成長して、ステファン、セバスチャン、エリックと共に取り組むことを楽しみにしている。モチベーションが非常に高いチームは、とてもプロフェッショナルな雰囲気だ」

TMGの木下美明社長は「今年のTMGジュニアドライバープログラムのドライバーとしてエリックとティームを迎えることをうれしく思う」とコメント。

「今年の初めから両ドライバーとは作業を始めており、非常に感銘を受けている。ふたりとも、ラリーでのポテンシャルがとても高い。とても速いが、賢明で理論的でもある。修業を成功させるためにはとても重要な要素だ」

「昨年の後半には何人もの若手ドライバーをテストしたが、エリックとティームはそのポテンシャルが際立っていたので、チームとして我々も成長できると感じた」



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