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開幕のERCローマ、初日スーパーSSは地元クルニョーラがトップタイム、新井大輝も参戦

©ERC / Alexandre Guillaumot / DPPI

ERC第3戦ラリーディローマ・キャピターレ(ターマック)は7月23日、イタリアの首都ローマで開幕。この日は予選ステージが行われた後、ローマ市内を走行するSS0のスーパーSS(2.72km)が行われ、ヒュンダイ・ラリーチーム・イタリアから参戦する地元イタリアのチャンピオン、アンドレア・クルニョーラ(ヒュンダイi20 R5)がトップタイムをマークした。

この「カラカラACIローマ」は2021年に新設されたステージで、コロッセウムとサーカスマキシマス近郊に位置し、カラカラ浴場の周囲を2ループする。

「正直、簡単なステージではなかった」と語るクルニョーラは、ERCジュニアからステップアップ。
「小さなミスはあったが、ほかのドライバーも同じだったと思う。まったく新しいステージだったからね。明日はすごくタフな設定なので、集中を維持しなくてはならない。その上で、どこまでできるかだね」

ERCタイトルを2度獲得しているベテラン、ジャンドメニコ・バッソが0.6秒差の2番手、アンドレアス・ミケルセンはトク・スポーツのシュコダ・ファビア・ラリー2 Evoの様子を見ながらの走行で3番手タイムだった。
「タイヤが冷えていたが全開だった」とミケルセン。
「楽ではなかったが、まずまずのステージ。もっと速く行くことはできたがリスクもあるので、いいバランスをとった。明日の走行順についてはよく分からない。なぜイタリア人ドライバーの走行順が少し後ろを選択したのか。たぶん何か理由があるのだろう」

レグ1の走行順については、予選ステージの上位15人が選択するが、トップタイムをマークしたニコライ・グリアジンは、選択できる範囲の一番後ろとなる15番手を選択。イタリア人ドライバーも、クルニョーラは4番手、バッソが8番手を選択しており、7番手タイムだったミケルセンが先頭走行を選択している。

選手権リーダーのアレクセイ・ルキヤナク(シトロエンC3ラリー2)は12番手、イタリア選手権のリーダー、ファビオ・アンドルフィはコンクリートのブロックにヒットしてホイールにダメージを負うという厳しい出だしとなった。

このラリーディローマ・キャピターレには、ERC選手権外で現全日本チャンピオンの新井大輝がチームSTARDからフォード・フィエスタR5 MkIIで参戦。このスーパーSSはトップに6.7秒差の29番手につけている。

STOHL RACING

競技は明日24日から再開。レグ1は3SSを2ループする66.9km、レグ2は3ループするSSが1本、2ループするSSが2本の7SSする123.19kmが設定されている。計13SSのステージ総走行距離は190.09km。



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