今週開催されるWRC第8戦イープル・ラリーベルギー(ターマック)にフォード・フィエスタ・ラリー2 MkIIでのエントリーしているMスポーツ・フォードのテーム・スニネンは、WRCで成功を収めたいという情熱は失っていないと語った。
Mスポーツ・フォードは今回、フォード・フィエスタWRCのセカンドカーのドライバーにはアドリアン・フルモーを起用している。フルモーのWRカーでの参戦はレッドブルからのスポンサー支援によるところも大きいが、スニネン自身も今季はパフォーマンスが安定しておらず、チーム内での立場も厳しいものになっているのが現状だ。しかし、スニネンは2022年のラリー1マシン参戦に向けて、あきらめることなく努力を続けるとしている。
「もちろん、まだモチベーションを持ち続けている」とスニネン。
「WRカーとラリー2のマシンを乗り換えながらの参戦は大変だが、ラリー2マシンを強くすることも大変なチャレンジなので、その点ではイープルに参戦できることはうれしい」
イープル拠点のベルギー、WRC2のエントリーは5台となっており、スニネンにしてみれば高ポイント獲得のチャンスだ。しかし、WRカー復帰に向け、ドライビングを満足できるようなレベルに戻すことが目標だとスニネンは語る。
「最終的なゴールは自分のレベルを以前のように戻して、自分のドライビングに満足できるようになること」とスニネン。
「リザルトに関する目標はあまり設定していない。エストニアでもリザルトの点では目標に近い形でフィニッシュできたが、あそこで自分が出せた力量には満足していなかった」
(Graham Lister)