IRC開幕戦のラリーモンテカルロに参戦するプロトン。ドライバーはクリス・アトキンソンとパー‐ガンナー・アンダーソンのふたりだ。
チームとして初参戦となるモンテカルロだが、経験豊富な両ドライバーがどこまでチームとマシンを引っ張れるかに注目が集まっている。オフシーズンの間に用意された新たなサトリアネオを持ち込み、新仕様となるエンジンとダンパーを投入し、プジョーとシュコダの牙城に切り込む考えだ。
事前テストを終えた両ドライバーのコメントは以下のとおり。かなり手応えを感じているようだ。
クリス・アトキンソン
「前回このラリーに出た時(2008年/スバル・インプレッサWRC2007)はポディウムに乗れたから、ラリーに対してはいいイメージを持てているよ。コンディションが常に変化し続けるとてもタフなラリーだ。でも、僕らはとてもいいテストができた。ターマックでの走行距離があまり稼げていなかったし、自分の中のスイッチをあわせる意味でも、ここでテストできたことは大きな意味をもつね。いろいろなタイヤとサスのセッティングを試せたし、ドライとウエットの両方を走ることができた。スタートが待ち切れないね」
P-G.アンダーソン
「テストがうまくいってよかった。2日間みっちり走り込むことができたからね。去年の12月にテストした時と同じようにクルマも応えてくれたし、どんな路面状態でも対応できると思う。もちろんハードなラリーだってことは分かっているさ。それに、名だたるドライバーの名前がズラリと並んでいるから上位に食い込むのは容易ではないだろう。天気が安定していてくれればうれしいけど、天候が荒れてこそモンテの面白さが出るっていう部分もあるからね。とにかくテストの結果が良かったから、期待はしているよ」