モンテカルロ、スウェーデン、メキシコと開幕3戦すべてでポディウムをフィニッシュを果たし、現在選手権争いでは2位につけているアンドレアス・ミケルセン。シーズン最初のグラベル戦メキシコをトラブルなく走り切ったことは、5月のポルトガル戦に向けていい前兆であると考えているようだ。
2014年に初参戦したメキシコでは2回のクラッシュを喫し、ほとんどのステージを走行できなかったミケルセン。わずかな経験しかないにも関わらず、今年のメキシコで3位に食い込んだことが大きな自信になっているようだ。
今季のポルトガル戦は、2001年以来初めて北部に戻るため、経験値という点では強豪勢との差も最低限に抑えられる。
「ここ数年のポルトガルではペースをつかむのに苦戦していたが、メキシコでの走りで、ポルトガルでも速く走れる自信がつかめた」と語るミケルセンは、ポルトガルではいよいよ、2015年スペックのVWポロR WRCにマシンをスイッチする。
「2回目だからといってそれほどペースに劣っている訳でもないし、それでもまだ伸びしろがあるが、速くしかも確実に走るためには経験が必要になるんだ」とミケルセン。
「速く走るだけなら誰でもできるが、おそらくミスをしてリタイアしてしまうことになるだろう。セバスチャン・オジエやその他いいタイムを出すドライバーのようになるには、経験を積まなくてはならないんだ」
「1回目の走行では安定して走ることに努め、2回目はペースを上げていく」とミケルセン。