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シュコダ、第4世代ファビアのラリー2開発テストを開始

©SKODA

シュコダ・モータースポーツは、フルモデルチェンジしたファビアのラリーカー開発を進めていることを発表した。すでに、将来のファビア・ラリー2となるマシン、最初のプロトタイプのテストを拠点のチェコのほかフランス、スペインのターマック、グラベルステージで行ったという。

FIAのラリー2規定に準じて、次世代ファビアのラリー2バージョンも1.6リットルターボのガソリンエンジン、5速シーケンシャルギヤボックスを搭載、4輪駆動に機械式ディファレンシャルを組み合わせる。

シュコダは、今年の5月4日に第4世代となる新型ファビアをオンラインでワールドプレミア。ファビアのデビューから22年目に登場した新世代ファビアは初めて、フォルクスワーゲン・グループのプラットフォーム、MQB-A0をベースとし、全長が4108mmと第3世代からサイズアップしていることを明かしている。この新世代ファビアはまもなく国際市場に登場する予定で、これに伴い、ラリーカーも新モデルにスイッチする。

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「新世代ファビアをベースとしたラリー2の開発を始めており、テストの段階に進んでいる。ありがたいことに我々のテクニシャンは、世界各国で成功を収めた現行のファビア・ラリー2 Evoプロジェクトを通じて幅広いノウハウや専門知識を身に付けることができた」とシュコダ・モータースポーツのチーフ、ミカル・フラバネクはコメント。

2015年4月以来、シュコダ・ファビアはこのカテゴリーのどのマシンよりもラリーでの成功を収めてきた。R5に始まり、ラリー2と名前を変えてからも、チェコが誇るこのラリーマシンはこれまでに、WRCのサポートカテゴリーで9タイトルを獲得したほか、地域選手権、国内選手権を通して、のべ1400近くの総合・クラス優勝をマーク。ポディウムフィニッシュは3300近くに及ぶ。シュコダ・モータースポーツはR5、ラリー2、ラリー2 Evoを合わせてすでに400台以上を売り上げたという。

シュコダ・モータースポーツは、テストの様子を収めた動画も公開。テストドライバーを務めているヤン・コペッキーは「最初のドライビングから高いレベルを期待していたが、その通りだった」とコメント。同じくアンドレアス・ミケルセンも「開発のこんな初期の段階なのに、とてもいい」と称賛し、若手のエミル・リンドホルムは「出だしからすごくドライビングがしやすくて、驚いた」と新型モデルのポテンシャルを感じさせた。動画の最後には「Stay tuned for 2022」と画面に映し出され、新生代ファビア・ラリー2の投入が来シーズンからになることを示唆している。



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