1月14日、スバルは「東京モーターショー2011withNAPAC」の会場において、2011年のスバルモータースポーツ活動について発表した。
ラリー分野に関しては、PWRCやIRC(インターコンチネンタルラリーチャレンジ)などに参戦するスバルカスタマーへの積極的な支援活動を行なう。
そのひとつとして、PWRCでは「スバルチャレンジアワード」を新たに設定。各イベント及びシーズンで上位3位までを表彰する。
また、FIAの新レギュレーションである「R4」への対応についても触れた。
R4はグループN規定に対し、追加の軽量化やサスペンションジオメトリーの変更、冷却性能の向上により戦闘力をアップしたレギュレーション。競合するS2000に対する競争力が向上するという。スバルは順次R4に対応したFIA公認パーツを開発し、実践に投入していく予定。
そして、2005年、2007年のPWRCチャンピオンである新井敏弘は、3月11日〜13日のIRC第3戦アルゼンチンを皮切りに、IRC数戦に出場する。
新井は2010年のPWRCについて「昨年度はクルマが飛躍的によくなり、自分でも2005年、2007年のレベルまで攻める走りができるようになりました。自分の中では満足できるベストタイムも獲れましたし、いい戦いはできたのですが、ちょっと噛み合わずにポディウム2回ということで、やっぱり真ん中に立ちたかったですね」と語り、IRCでの新たな挑戦への意欲を語った。