WRC第8戦イープル・ラリーベルギー(ターマック)は残念な結果に終わったヒュンダイのオィット・タナックだが、ヒュンダイ勢が1‐2フィニッシュを決めたことについては、チームの士気を高めることにつながると語った。
このベルギーで、タナックは3番手走行中のデイ2最初のステージでパンクに見舞われ上位争いから脱落、パワーステージではベストタイムをマークしたものの総合リザルトでは6位でのフィニッシュに終わった。
一方で、ティエリー・ヌービルは母国イベントで勝利を飾り、i20クーペWRCのサードカーをドライブしたクレイグ・ブリーンも2位で続いた。
「チームとしては、いいリザルトだった」とタナックは承知している。
「トヨタにプレッシャーを与え続けるためにもポイントを獲得することが極めて重要だったし、このリザルトでさらにモチベーションを高めることができる」
この結果により、第3戦クロアチアから続いていたトヨタ勢の連勝を5で止めることに成功し、マニュファクチャラーズ選手権ではトヨタとの差を18ポイント詰めることもできた。しかし今季残り4戦という時点で、トヨタは依然として41ポイントのリードを築いている。
ベルギーでは開幕ステージでベストタイムをたたき出していたタナック。その後タイヤのトラブルによって勢いを削がれたものの、チームメイトであるヌービルの母国で参戦できたことは楽しめたと明かした。
「いいラリーだった」とタナック。
「また参戦したいと思うし、楽しいイベントだった。もしカレンダーにドイツがない時には、ベルギーがその代わりになると思う。初めての参戦は難しかったが、そうなることは分かっていた。また参戦できることがあれば、その時にはもう少しスムーズに進められると思う」