全日本ダートトライアル選手権に参戦しているKMRT(ケンミレレーシングチーム)が2011年のN1クラスに参戦する全日本ドライバーのオーディションを開催。最終選考が1月8日、丸和オートランド那須にて行なわれた。以下に監督を務める森田氏のコメントを掲載する。
1月8日、丸和オートランド那須を貸し切って、KMRTのN1オーディションの最終選考・ドライビングテストが行われました。応募者21名から書類選考で8名に、そして面接試験で6名が最終選考に進みました。
朝8時に集合、ミーティング、コースの完熟歩行、そして9時から練習開始となりました。F3で実績を残している高崎選手、全日本ラリーのシリーズチャンピオンの廣瀬選手、全日本D1で最高2位の高山選手、全日本ダートラのシードゼッケンの中嶋選手、全日本ダートラの谷選手、ラリーイーストチャンピオンの栗本選手という各界で実績を残している選手が最終選考に残りましたので、審査は大変だと思っていました。
午後2時半から審査を開始したのですが、案の定、審査員6人の意見はばらばらに分 かれてしまい、なかなか結論が出ませんでした。最終的には、レースで活躍している高崎選手(写真後列右端)に決定しました。
決定の理由は、ダートラ初心者ですからタイムは遅かったのですが、1日の進化度合いと、ピカッと光る何かを持っていること、更にダートラ界を盛り上げたいと言っていたことなど、総合力で高崎選手となりました。
6人のなかでダートラ走りができていたのは、やはり全日本でシードをもっている中嶋選手だけでしたが、ダートラ走りができない5人はまたままだタイムが縮まる事になります。あと、高山さんも走るたびにレベルアップしていました。
選手の方は面接が厳しかったので、最終テストも厳しいと思っていたらしいですが、レースになったらテンションが上がりますので、普段どおりKMRTに戻ります。
そのギャップからKMRTライフは楽しかったから「また、オーディションを受けたい」と、決まっていないオーディションの予約がしたいという選手も出たりと、結果発表が終わった後も、予想に反して和気藹々と皆さん話しておりました。
また、ダートラ全日本チャンピオンの佐藤選手、去年全日本第2戦で優勝した島村茂選手、ランサーの貞清選手、ランサーシリーズ2位の松田選手、市村選手、昔シビックで全日本3回優勝チャンプを取れなかった戸田選手などがお手伝いに来てくれました。本当に皆さん、ありがとうございました。