今季はWRC2とERCに参戦しているロシアの若手、23歳のニコライ・グリアジンは、WRC次戦のアクロポリス・ラリーギリシャ(9月9〜12日、グラベル)にフォード・フィエスタ・ラリー2 MkIIでエントリーする。
今季はこれまでフォルクスワーゲン・ポロGTI R5で参戦してきたグリアジンだが、2月にはWRCアークティック・ラリーフィンランドの前にMスポーツに招かれフィエスタWRCをテストしている。今回、WRCギリシャにフィエスタ・ラリー2で参戦しWRC2ポイント獲得を狙うことには、来季のWRC2でこのマシンをドライブすることを視野に入れているようだ。
WRCギリシャでのグリアジンのエントラント名はこれまでどおりモビスポーツとなっているが、アクロポリスでチームが走らせるフィエスタ・ラリー2の背景に関してグリアジンは詳細を明かさなかった。
このWRCギリシャ、Mスポーツ・フォードはWRC2にテーム・スニネンとマルティン・プロコップをエントリーしているが、スニネンは先週、Mスポーツからの離脱を発表しており、その声明では「MスポーツからのWRC参戦は(8月に開催された)イープル・ラリーベルギーが最後となる」と伝えている。
(Graham Lister)