今週開幕するWRC第9戦アクロポリス・ラリーギリシャ(グラベル)に、ヒュンダイはi20 Nラリー2にとって初のWRCグラベル戦に挑む。WRCベルギーで実戦デビューを担ったジュニアドライバーのオリバー・ソルベルグが引き続きドライバーを務める。
WRCベルギー戦では、ヤリ・フッツネンがi20 Nラリー2のデビューウインを飾り、ソルベルグも部門トップで最終日を迎えたが、電気系トラブルによりリタイアとなっていた。i20 Nラリー2のWRCの参戦は2戦連続となるが、今回のドライバーはソルベルグのみのとなる。
「i20 Nラリー2 でギリシャに挑むのが待ち切れない。グラベルでこのマシンのテストをかなり行ってきたので、ポテンシャルも速さがあることも分かっている」とソルベルグ。
「とはいえ、このマシンはまだデビューしたばかりということも忘れてはならない。確実に距離を走り込んでいかなくてはならない。このラリーは、右足を踏み込むよりも頭を使って走るラリーだと思う。特に2ループ目は大きな石がたくさん待ち受けているしね。初日は特に、日中サービスがないので、その傾向が強くなると思う」