ヒュンダイのWRCワークスドライバー、ダニ・ソルドが、9月16〜18日に開催されるERC第5戦アゾレスラリー(ポルトガル、グラベル)にチームMRFから参戦することが発表された。
インドのタイヤメーカーであるMRFはタイヤ開発を目的に2020年からERC参戦活動を始めており、これまでクレイグ・ブリーン、シモーネ・カンペデッリ、ヤリ・フッツネンがドライバーを務めている。現在38歳のソルドには、豊富な経験と専門知識をチームに活かしてもらいたいという期待が寄せられている。
ソルドがポルトガル領アゾレス諸島最大の島、サンミゲール島で開催されるERCでドライブするのはヒュンダイi20 R5で、先日迎えたばかりのコ・ドライバー、カンディード・カレラと組む。
「チームMRFタイヤから、i20 R5でアゾレスラリーに参戦できることになり、とてもワクワクしている」とソルド。ソルドが最後にERCに参戦したのは、2018年のチェコラリー・ズリンで、この時はポディウムに上がっている。
「アゾレスラリーは素晴らしいイベント。情報を集めるために島を訪れて、ラリーでいいリザルトを収め、MRFタイヤといい仕事をしたい」
ソルドのアゾレス参戦はMRFタイヤとヒュンダイ・モータースポーツ・カスタマーレーシングの提携活動の一環で、チームMRFタイヤが「ERCでの積極的な開発」とする活動に、複数ドライバーを交代制で派遣している。
ソルドとチームMRFタイヤはいずれもアゾレスラリーの参戦はこれが初めてだが、カレラは2011年と2017年にホセ・アントニオ・シュアレスのコ・ドライバーとして参戦している。またチームは、7月に開催されたグラベル路面のERCラトビア戦でクレイグ・ブリーンがポディウムフィニッシュを果たしている。