今季、APRC第2戦の開催が予定されているオーストラリアのクイーンズランド州では、年末に発生したサイクロンが原因となって大洪水が起きている。オーストラリアとしてはここ50年で最悪という規模のこの洪水では、ドイツとフランスを合わせた広さほどの地域が被災されたとも伝えられ、同国の主要産業である石炭や、穀物への被害が懸念されている。
APRC戦のラリークイーンズランドは5月に開催される予定だが、主催者広報のクリス・ニクソンによれば、今回の洪水によるラリーへの影響はそれほど心配されないという。
「洪水が起きている地域は、ラリー本拠地となるサンシャインコーストから数百kmほど離れており、大きな影響はないと考えている。郊外では通常レベルの洪水は発生しているかもしれないので、この先数週間のうちに我々のオフィシャルが検証していく。しかし、路面へのダメージはほぼないと見ており、修復が必要だとしても、開催期間までは十分間に合う」とニクソン。
ラリークイーンズランドは5月13-15日開催の予定。