9月10日、ラリー北海道の大会事務局とラリードライバーが協力して、帯広市立川西小学校に協賛社から提供を受けたグッズを寄贈した。今年は20周年の節目にあたることもあり、大会事務局がラリードライバーと協力して地元の小学校で交通安全教室を計画していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止に。その代わりとして、子供たちに少しでも交通安全を意識してもらいたいと、協賛社から提供を受けたグッズを、サービスパークからほど近い場所にある帯広市立川西小学校に贈ったものだ。
金曜日早朝のレッキを終えた後、参加選手を代表して、新井敏弘、勝田範彦、鎌田卓麻、柳澤宏至の4選手が、田畑邦博大会組織委員長とともにプレゼンターとして学校を訪問。菅沼真弓校長に、子供たちの交通安全への思いを込めたグッズを手渡した。
<田畑邦博大会組委員長コメント>
ラリー北海道20周年を境に、今後もっともっと社会貢献をしていきたいと思います。ラリーを通じて交通安全の大切さを伝えるとともに、次世代の子供たちにラリーの魅力を伝えていきたいですね。これはその第一歩です。これからも続けていきます。
<新井敏弘コメント>
北海道はクルマが不可欠な地域だし、冬は凍結したりして運転が難しい場所なので、ここの子供たちも知っているかもしれませんが、どういう時にクルマが危なくて、どういう時が安全かをきちんと学ぶことで、クルマを嫌いになるのではなくて、クルマを好きになってもらって、日本の基幹産業であるクルマ文化を継承していってもらいたいなと思います。
<勝田範彦コメント>
僕たちとしてもこういう機会を与えていただいて、本当に良かったと思います。僕たち選手も地域になにか貢献したいと常に思っているので、こういった活動ができて本当にうれしいですね。来年以降は、またみんなで来てほしいと思いますし、観に来てもらえれば、選手みんなで歓迎したいと思います。
<鎌田卓麻コメント>
僕も子供の頃からラリードライバーになるのが夢で、夢を実現するためにいろいろ考えたり行動したりしてきました。こういう機会があって、僕たちのことを見てもらって、ああなりたいな、と思えるような存在になれればと思います。ラリーは、地元の理解がないとできないモータースポーツなので、走るだけじゃなくて色々と協力できればと思います。
<柳澤宏至コメント>
このコロナ禍では仕方ないと思いますが、本当は生でラリーも観てもらいたかったし、子どもたちに直接メッセージを伝えたかったですね。クルマの楽しさを本当にみなさんに伝えたい。ただクルマは使い方によっては凶器にもなるので、皆さんに安全に楽しんでもらえるように、僕たちがちゃんと伝えていきたいと思っています。