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【速報】全日本ラリー北海道:初日、2度のベストタイムを刻んだ勝田範彦が新井大輝に9.2秒のリード

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2021年シーズンの全日本ラリー選手権第9戦「RALLY HOKKAIDO」の初日が、9月11日(土曜日)に6カ所のスペシャルステージを舞台に行われ、勝田範彦/木村裕介(トヨタGRヤリス)が、新井大輝/小坂典嵩(スバルWRX STI)に9.2秒差をつけてトップに立った。20.6秒差の3番手には鎌田卓麻/松本優一(スバル)がつけている。

新型コロナウイルスの感染拡大により、第8戦横手ラリー2021がキャンセル。シーズン最大規模を誇るラリー北海道もいくつかのステージを行わず、規模を縮小しての開催となった。

ラリー序盤をリードしたのは、久々の全日本復帰となった新井大輝だった。ところがSS4では新井大輝にエンジントラブルが発生し、ペースダウン。このステージでベストを刻んだ新井敏弘/田中直哉(スバル)がトップに立つ。しかし、続くSS5で今度は新井敏弘が出火によりリタイアを余儀なくされてしまう。これでトップに立ったのは、前戦カムイでシーズン初勝利を挙げた勝田だった。勝田はこの日を締めくくるSS6でもベストでまとめ、初日を首位で終えた。

SS4で左リヤダンパーにトラブルを抱えながらも、新井大輝を抑えてみせた勝田は「左リヤダンパーに問題を抱えた状態でしたが、SS6がスムーズな路面のステージだったことが大きかったですね。ここがSS4やSS5のようにバンピーなステージだったらキツかったと思います。明日は音更のステージがあまり好きではないんですが、足まわりをしっかり直して頑張ります」と笑顔を見せた。

一方、序盤ラリーをリードしながらも、9.2秒差の2番手となった新井大輝は「エンジンが3気筒のような状態になってしまいました。メカニックにできることをやってもらいますが、どうなるかですね。僕はスポット参戦ですし、優勝しか狙っていません。明日もできることをすべてやります」と、最終日の逆転を狙う。

35.5秒差の4番手はポイントリーダーの福永修/齊田美早子(シュコダ・ファビアR5)、37.8秒差の5番手に柳澤宏至/保井隆宏(シュコダ)が続く。エンジン制御系のトラブルに見舞われた奴田原文雄/東駿吾(トヨタGRヤリス)は、50.9秒差の6番手と大きく出遅れた。また、SS1でギヤボックストラブルに見舞われた眞貝知志/箕作裕子(トヨタGRヤリス)は、SS2フィニッシュ時点でラリー続行を諦めている。

FIA国際格式部門は、今井聡/安東貞敏(三菱ランサーエボリューションⅩ)が、2番手の高橋冬彦/高橋研(スバル・インプレッサWRX STI)に1分49秒8差をつけてラリーをリードしている。



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