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【速報】全日本ラリー北海道:勝田範彦が最終日も危なげなく走り切りシーズン2連勝

©Naoki Kobayashi

2021年シーズン全日本ラリー選手権第9戦「RALLY HOKKAIDO」最終日が、9月12日(日曜日)に3カ所のスペシャルステージを舞台に開催された。ラリーは初日トップの勝田範彦/木村裕介(トヨタGRヤリス)が、新井大輝/小坂典嵩(スバルWRX STI)に16.2秒差をつけてシーズン2連勝。18.3秒差の3番手には鎌田卓麻/松本優一(スバル)が入っている。

勝田は「苦手意識がある」と語っていた音更の林道を使用したSS9で、2番手に0.1秒差のベストタイム。一方、なんとか勝田を追いたかった新井大輝だったが、前日に発生したエンジントラブルが解消せず、ペースが上がらない。逆にSS10を終えて3.7秒差で、後方からら鎌田が迫ってきた。

首位の勝田は、北愛国でのサービスを挟んだ最終のSS11もしっかりと走り切って、首位をキープ。前戦カムイに続き、グラベルラリー2連勝を飾った。「本当にヤリスのフィーリングがすごく良くて、ラリー北海道の高速ステージを気持ちよく走れました。今回のラリーはそれが一番の勝因でした。タイトルがほんのわずか見えてきましたね。でも、一戦一戦大切に戦うことが大事で、結果は後からついてくると考えています」と、勝田は笑顔で喜びを語った。

エンジントラブルを抱えながらも、鎌田の追撃を2.1秒差で振り切った新井大輝は「エンジンが3気筒の状態で、何度もリタイアを覚悟しました。少しずつクルマの状態が悪くなっていくなかで、なんとかマシンをフィニッシュまで運ぶことができました。とりあえず、総合2番手で終えることができてホッとしています」と、安堵の表情を見せた。

一方、追い上げながらも3位に終わった鎌田は「残念だけど、やれることはやりました。良い戦いでしたね。これまで以上にR5もヤリスもスピードを上げてきていて、しっかりと戦闘力を上げないとダメだと痛感したラリーでした」と、次戦に向けて課題を語っている。

31.0秒差の4位は、前日からひとつ順位を上げた柳澤宏至/保井隆宏(シュコダ・ファビアR5)。44.2秒差の5位には福永修/齊田美早子(シュコダ)、1分02.1秒差の6位には奴田原文雄/東駿吾(トヨタGRヤリス)のオーダーでフィニッシュしている。



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