WRCギリシャ:WRC2は激戦を制したアンドレアス・ミケルセンが優勝 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRCギリシャ:WRC2は激戦を制したアンドレアス・ミケルセンが優勝

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WRC第9戦アクロポリス・ラリーギリシャ(グラベル)のWRC2はアンドレアス・ミケルセン(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo)が優勝を飾った。ミケルセンはイベントを通じてトク・スポーツのチームメイト、マルコ・ブラシア(ファビア・ラリー2 Evo)と激戦を展開した。

金曜日を終えて5.4秒差の首位に立ったのは、ボリビア出身のブラシア。土曜日の1本目ではミケルセンに首位を譲ったが、この日最後のSS12で激走を見せて再び首位に浮上。ミケルセンに0.8秒の僅差で最終日を迎えた。

しかし、この最終日で一枚上手だったのはミケルセンだった。この日最初のSSでブラシアに7.6秒差をつけるクラストップタイムをマークして首位に返り咲くと、リスクを負わずに見事なペースを披露。最終パワーステージではコントロールされたクリーンな走りを披露して、最終的に16.7秒差で優勝を決めた。

「とてもクレバーな走りをして、週末を通してひとつも石にヒットしなかったので、自分のパフォーマンスにはとても満足」と語るミケルセンは、これで22ポイント差をつけての選手権首位で今季の残り3戦を迎える。

また、今回は新しいコ・ドライバーにエリオット・エドモンソンを迎えての参戦となった。レッキは難コンディションとなりペースノート作成も難航する異常事態となったが、ミケルセンはエドモンソンの仕事ぶりを称賛した。
「エリオットはこの1週間、すぐにいい仕事をしてくれた。チームがまとまっての素晴らしいリザルトだ」

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2位に入ったブラシアも、マキシマムポイントは逃したものの自身のパフォーマンスと選手権2番手に浮上した結果に満足を見せた。
「この週末の自分たちの仕事を、とてもうれしく思う」と語るブラシアはまだ20歳。
「初めてのアクロポリス参戦でいいペースを見せられて、マシンも無事に持ち帰ることができた」

WRC PROMOTER

今回、初めてMスポーツ製のフォード・フィエスタ・ラリー2で参戦したニコライ・グリアジンは、4分45秒差の3位でフィニッシュ。次戦ラリーフィンランドでは、再びセクト・オートモティブのフォルクスワーゲン・ポロGTI R5での参戦に戻る。

WRC PROMOTER

エストニアのゲオルグ・リンナマエも、今回はポロからファビアに乗り換えての参戦。ポディウムまで1分17秒の4位でフィニッシュした。ベテランのマルティン・プロコップ(フィエスタ・ラリー2 MkII)は、金曜日に2回のパンクを喫し、さらに3分遅れの5位フィニッシュとなった。

一方、タイトルを争うマッズ・オストベルグ(シトロエンC3ラリー2)にとっては痛い一戦となった。金曜日はトランスミッションのトラブルでリヤ駆動のみの走行を強いられた。最終的にこの日の終盤にデイリタイアし、土曜日は再スタートしたものの、メカニカルトラブルにより再びストップを余儀なくされ、首位から41分近く遅れての8位フィニッシュが精いっぱいとなった。

ヒュンダイi20 Nラリー2での二度目、グラベルでは初のWRC参戦となったオリバー・ソルベルグにとっても忘れたい一戦となった。初めてのアクロポリス参戦に挑んだソルベルグは、SS2でベストタイムをマークし部門トップに立ったが、SS4で破損したサスペンションの修復のために停車、その後時間切れ。土曜日はSS8でも再びトップタイムをマークしたが、続くSS9で岩盤に突っ込んでクラッシュし、リタイアを決断した。

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WRCギリシャ WRC2部門最終結果
1 A.ミケルセン(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) 3:37:27.1
2 M.ブラシア(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +16.7
3 N.グリアジン(フォード・フィエスタ ラリー2 MkII) +4:45.0
4 G.リンナマエ(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +6:02.0
5 M.プロコップ(フォード・フィエスタ・ラリー2 MkII) +9:02.7
6 S.ジョンストン(シトロエンC3ラリー2) +9:27.6
7 L.クレイジー(シトロエンC3ラリー2) +18:11.7
8 M.オストベルグ(シトロエンC3ラリー2) +40:50.4



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