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シュコダ・モータースポーツ育成の若手、ドミニク・ストリテスキーがスペインでWRCデビュー

©SKODA AUTO

若手ドライバーの育成に定評のあるシュコダ・モータースポーツは、チェコ出身の元カートドライバー、21歳のドミニク・ストリテスキーをWRCスペイン(10月14〜17日、ターマック)でWRCデビューさせる。今季はシュコダ・ファビア・ラリー2 Evoで初めてチェコラリー選手権に参戦しているが、すでにポディウムの常連となる活躍を見せ、7月にはERCにも参戦を果たしたストリテスキーは、WRCスペインにトク・スポーツWRTから参戦が決まり、次の節目を迎える。

チームからはここ数戦のWRCでは、アンドレアス・ミケルセン、マルコ・ブラシアがWRC2部門に参戦しているほか、プライベーター対象のWRC3でも多くのシュコダを走らせている。WRCスペインではストリテスキーもWRC3部門にエントリー。シュコダ・モータースポーツ120周年の記念事業の一環として支援を受けることになる。

「ドミニク・ストリテスキーは、才能あるチェコのラリードライバーのひとり。彼がキャリアの次のステップに踏む支援をすることを決断した。国内選手権では、あっという間にトップ争いに食い込む成長を見せている。しかし彼にとって、国外のラリーでの経験を積むことも欠かせない」とシュコダ・モータースポーツのミカル・フラバネクは語る。
「シュコダ・モータースポーツは、才能ある若手をトップに押し上げる支援をすることで知られている。これまで先輩ドライバーたちが歩んできたように、ドミニクも将来、この経験を活かしていくに違いない。彼には、明確な目標を掲げている。新しい知識を学んで身に付けることだ」

多くのレーシングドライバーと同じように、ストリテスキーはカートでキャリアを開始した後、ラリーにスイッチした。下位クラスで研鑽を積んだ後、2020年に初めてチェコラリー選手権にフル参戦。すると、すぐに2輪駆動マシンで総合2位に食い込んでいる。2021年は、4WDのファビア・ラリー2 Evoで挑む初めてのシーズンとなっており、ここまでの自己ベストは、ディーラーチームのACAシュコダ・バンチークから参戦したラリーボヘミアでの総合2位。現在、ドライバーズ選手権では4番手につけている。7月には、イタリアで開催されたERCローマに参戦し、初めてチェコ国外でのラリーに挑戦している。

「WRCに参戦するチャンスを与えてもらったことを感謝している」とストリテスキー。
「スペインではできる限り多くの経験を積み、競技でもできるだけ走行距離を重ねたい。シュコダ・モータースポーツが支援するトク・スポーツWRTと一緒に取り組むことも楽しみにしている。自分にとってベンチマークとなる、国際舞台で名を馳せるドライバーがふたり参戦しているからね」

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