WRCは今週、第10戦ラリーフィンランドを迎えるが、この同じ週末、アンドレアス・ミケルセンとダニ・ソルドはERCファフェで再び対決に挑む。今季のERCはポルトガルで2連戦が行われ、その2戦目となるラリーセラス・デ・ファフェ・フェレグエイラス(グラベル)も10月1日に開幕を迎える。
ERC前戦のアゾレスラリーでは、ミケルセンとソルドは最終ステージまで優勝争いを展開。その激戦は、今週末ポルトガル北部で開催されるファフェでも続きそうだ。ソルドはMRFタイヤの開発、ミケルセンは選手権のリード(現在34点のマージンをもって首位に立っている)と、それぞれ目指すものは違うものの、結果を残すに越したことはない。なお、ERCの最終戦ラリーイズラス・カナリアス(11月18〜20日)はWRCモンツァと会期が重なり、ミケルセンはWRCに参戦する予定となっているため、今回のファフェではできる限りリードを広げておきたいところだ。
「選手権争いという点では、今のところいい感じのようだ」とミケルセンはアゾレスで勝利した後に語っている。
「大量リードを築いているので、ファフェでも楽しみにしているよ」
昨年のERC、ファフェではラリーセラス・デ・ファフェ・モンテロンゴがターマックとして開催されているが、グラベルラリーのラリーセラス・デ・ファフェ・フェレグエイラスがERCに加わるのは今回が初めて。ミケルセンは今大会も、コ・ドライバーにエリオット・エドモンソンを迎える。
(Graham Lister)