10月1日に開幕するWRC第10戦ラリーフィンランドに、事前テストなしで臨むMスポーツ・フォード。ガス・グリーンスミスは、エストニアやギリシャでの経験を活かすことになりそうだ。
グリーンスミスは、WRカーで初めて参戦した2019年のラリーフィンランドではクラッシュを喫しているが、7月のエストニアで「とてもいい」セッティングが決まったほか、「ポジティブな流れ」ができたことが9月のギリシャでの5位フィニッシュにつながっており、この手応えをフィンランドに活かしていくという。
「このイベントに(テストなしで)臨むのは理想的な方法ではないが、エストニアでいいセッティングが決まったので、それをフィンランドに活かしていく」と、グリーンスミス。
「ギリシャではいいリザルトが収められたし、このポジティブな流れをフィンランドにもつなげていく。異なる2戦の内容を別の1戦につなげていくのは大変だが、リザルトには満足できたしフィンランドでの試練を楽しみにしている。簡単にはいかないし、だからこそ北欧勢ドライバーがいい成績を残す傾向があるのだと思う。でも、フィンランドではいつも手応えを感じている」
(Graham Lister)