3度のWTCC世界ツーリングカー選手権王者に輝いたアンディ・プリオールが、来季WRCデビューを果たすミニWRCをプロドライブのテストコースでドライブ。慣れないラリーカーながら、ドライブをエンジョイした。
WTCCではBMWチームRBMの一員としてBMW320siを長年ドライブしてきたプリオールだが、今回プロドライブ代表のデイビッド・リチャーズから声が掛かり、今回のミニWRCのテストドライブのチャンスが与えられたという。プリオールは、ミニWRCのテストを担うクリス・ミークをナビシートに乗せ、プロドライブのテストコースを走った。
「楽しかったよ! クリス・ミークが綱渡りのようなドライブをみせてくれて、僕がドライブする時には、ナビシートに座っていろいろと勇気づけてくれたんだ。ミニWRCは小さくて愛らしいけど、このプログラムがうまくいくと確信したよ」とプリオール。
「こんなチャンスを与えてくれたデイビッド・リチャーズには感謝しているよ。驚くような体験だったからね! でも、今回僕がレースカーからラリーカーに乗り換えて驚いている人がいるかもしれないけど、これは今回限りだよ。だって僕がラリーステージを走っている姿なんて想像できるかい?」
今回プリオールがテストドライブしたミニWRCは、来季からWTCCでBMW320TCに搭載される1.6リッターターボを搭載しているが、プリオールは自身のホームページで、「僕の未来はBMWとともにある。8年間を過ごしたシリーズにさよならを言いたい」と、来季WTCCから離れ、M3 GT2でのスポーツカーレースに専念することを示唆している。