ラリーフィンランド、フィニッシュ後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。チーム拠点の母国ラリーを制し、今季2勝目をマークしたトヨタのエルフィン・エバンス。現行WRカーでの最後のグラベルラリーを、選手権伝統のイベントで走り収めた万感の思いを語った。
(カッコ内は順位の前日比)
[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタ・ヤリスWRC
■エルフィン・エバンス/総合優勝(=)
パワーステージ1位
「チームの母国ラリーで勝てたことは格別の気分。同じような性格の道のエストニアで苦戦したので、本当にいい気分だったし特に自分たちの内容には満足。テストでマシンに変更を行ったことで、金曜日のかなり早い段階からものすごく自信を持つことができた。本当にうれしいし、頑張ってくれたチームに感謝している。最高の週末だった。このような道でこのマシンをドライブできることの幸運を感じている。そのうえ、勝つことができたのだから、さらに特別だ。選手権の面でもポジティブなリザルト。ドライバーズタイトルは自分にとってまだ遠い場所にあるが、一戦一戦でベストを尽くしていく」
■セバスチャン・オジエ/総合5位(=)
「今日は、パワーステージでポイントを稼ぐことだけを目指していた。残念ながらステージのスタート直後にトラブルに見舞われ、いいタイムを出すことができなかった。このラリーでは自分たちに流れがなかったが、そんな時もある。前に進んでいかなくてはならない。それでも選手権ではいい位置につけているし、スペインに行くこと、ターマックラリーを迎えることを楽しみにしている。何をすべきかは分かっている。エルフィンは今回、本当にいい走りをしていた。見事だった」
■カッレ・ロバンペラ/総合34位
「今日は、自分たちとしてはステージの走行を重ねるしかなかった。チームは昨日、見事にマシンを直してくれたが、ダメージがかなり大きかったのでマシンの状態は100%ではなかったから、ジャンプをせず、マシンにストレスを与えすぎないよう気を配らなくてはならなかった。また、自分も昨日の件で背中に痛みもあったから、とにかく走り続けて必要になった場合にマニュファクチャラーズ選手権のポイントを獲れるように備えた。エルフィンのことは祝福したい。アメージングな走りだった。自分的には、大きな期待がかかっていたのに厳しい週末になってしまったが、スペインを楽しみにしている」
[ヒュンダイ・モータースポーツ]
ヒュンダイi20クーペ WRC
■オィット・タナック/総合2位(=)
パワーステージ2位
「ラリーフィンランドでの参戦は最高に楽しかった。このマシンでこの道を走るのは初めてだった。ヒュンダイはこれまで、ここの道であまりいい記録を出していなかったが、今回はイベントのほとんどでステージウインや総合優勝を争った。あと一歩だったが、自分たちがどこまでできるのかを知ることができた」
■クレイグ・ブリーン/総合3位(=)
パワーステージ5位
「ラリーフィンランドでポディウムに上がり、このイベントでのチームのベストリザルトに貢献できたのは誇らしい瞬間。自分たちが3戦連続でポディウムに上がれたなんて、正直信じられないよ! 本当にいい週末になったし、1秒1秒がたまらなかった。もちろん、さらに上のレベルで優勝争いができればよかった。自分たちはまだそのレベルにないが、これまでよりも格段によくなった」
[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・フィエスタWRC
■ガス・グリーンスミス/総合6位(=)
「自分たちの内容のことはあまり考えすぎず、とにかくこのマシンでのドライブを楽しんでいた。自分たちの走りにはかなりハッピーだよ」
(最終SS後)
■アドリアン・フルモー/総合7位(=)
「目標はラリーをフィニッシュして、必要な経験をすべて積むことだった。自分にとってまったく新しいことがたくさんあった。ミスなくフィニッシュすることができてハッピーだよ。このチャンスを与えてくれたMスポーツに感謝している。本当に素晴らしい機会になった」
(最終SS後)