WRC第11戦スペインでは、エルフィン・エバンスが総合2位でフィニッシュしたトヨタ。セバスチャン・オジエとエバンスによるトヨタ勢同士のドライバーズタイトル争い、そしてマニュファクチャラーズタイトル確定は最終戦モンツァに持ち越されることになった。ラリーを終えて、チームオーナーであるトヨタ自動車の豊田章男社長がコメントを発表している。
(以下チームリリース)
ラリー・スペインの前、ヤリ-マティは私にメッセージを送ってくれていました。
「チーム代表となって、もう一度、マニュファクチャラーズタイトルを掴みアキオとお祝いするのが自分の夢です」
3年前のヤリ-マティはとても苦しいシーズンを送っていました。最終戦でようやく初勝利をあげ、その勝利でチームタイトルが決まり、当時そのことが本当に嬉しかったのを覚えています。その日、静岡県でラリーに出ていた私はその知らせを聞き、絶叫するように喜び、そのままお祝いのメッセージを送っていました。あの歓喜の絶叫が“代表としてのモチベーション”に繋がり、チームを勝利へ導く一助になればとても嬉しく思います(笑)次の最終戦モンツァ、ヤリ-マティの夢が叶うと信じています。一緒に喜びましょう!
ドライバーズチャンピオンも今回は決まりませんでした。セブとジュリアン、エルフィンとスコットには最後の最後まで悔いのない走りをしてもらいたいと思います。チームはそのために最高のクルマを準備してあげてください。次のラリーはヤリスWRCが走る最後の大会です。2017年WRCに再参戦した時から、我々が言い続けていたのは「常に“今のヤリス”が一番強くなるようにしよう!」という言葉でした。「最後に走るヤリスが一番強かった」とドライバー達にも、ファンの皆さまにも言ってもらえるような戦いを最後に見せたいと思います。チームのみんな、最後までよろしくお願いします!
追伸 ジュリアンへ
ジュリアンにとっても次が最後のラリーになりますね。モンツァが君にとっても最高のラリーになることを祈っています。その姿を日本で見れたら最高でした。それだけは今も残念でなりません。応援しています。