チームMRFタイヤは、今季のERC残り2戦でヒュンダイi20 Nラリー2を投入することを発表。その初戦を、今週開催されるERC第7戦ラリーハンガリー(ターマック)で迎える。
2020年からMRFのタイヤ開発を目的にERCへの参戦をはじめたチームMRFタイヤは、これまでi20 R5を使用しており、直近2戦はドライバーにダニ・ソルドを起用していた。MRFタイヤによれば、マシンを最新型にスイッチすることは、ヒュンダイ・モータースポーツ・カスタマー・レーシングとMRFタイヤとの「密接な関係」を「再確認」するものだという。
チームは「新型マシンを投入することで、今季ヒュンダイで2回のポディウムフィニッシュを収めたERCでの積極的なタイヤ開発戦略を継続する。これは、MRFタイヤとヒュンダイ・モータースポーツ・カスタマー・レーシングとの緊密な関係をさらに強固なものにするもの。この協力関係により、MRFタイヤはヒュンダイのトップレベルのドライビングノウハウを活用することができる」と談話を発表している。
チームはドライバーとして新たにニル・ソランスを抜擢。今週のラリーハンガリーがERCデビューとなり、コ・ドライバーはマルク・マルティが務める。ソランスは先週のWRCラリースペインでは、負傷したピエール・ルイ・ルーベに代わり、ヒュンダイ2Cコンペティションからヒュンダイi20クーペWRCでWRカーデビュー、総合8位でフィニッシュしている。