TOYOTA GAZOO Racingは、WRCで7回のチャンピオン獲得経験を持つセバスチャン・オジエが、WECのルーキーテストに参加すること発表、それに先駆けてTOYOTA GAZOO Racing Europe(TGR-E)で2日間にわたるGR010 HYBRIDのシミュレーターセッションを行ったことを発表した。
以下リリース文
オジエはバーレーン・インターナショナル・サーキットでFIA世界耐久選手権(WEC)2021年シーズン最終戦のあと、11月7日に行われるWECのルーキーテストに参加する予定です。
このテスト参戦に先駆け、オジエはドイツ・ケルンのTOYOTA GAZOO Racing(以下TGR) WECチームを訪れ、シート合わせを行うとともに、ドライビングシミュレーターセッションを実施。2日間に渡りGR010 HYBRIDのシミュレーターで、バーレーンの1周5.412kmのコースでの走行シミュレーションを行いました。
このセッションを通して、オジエは4輪駆動700馬力を発揮するGR010 HYBRIDについて学ぶとともに、実際のコースで担当するエンジニアとの共同作業の理解を深めました。
オジエは2020年7月にTS050 HYBRIDのシミュレーターを経験しており、今回のバーレーン・ルーキーテストでは、シャルル・ミレッシと共にGR010 HYBRIDを体験することになります。20歳のミレッシは、LMP2クラスでル・マン24時間レースクラス優勝を果たすなど印象的な活躍を見せ、WECの公式ルーキー選抜によって選ばれました。ミレッシも今月初めにシミュレーターセッションを既に終えています。
バーレーンでのルーキーテストは11月7日に、午前中2時間、午後3時間のセッションとして行われる予定です。
セバスチャン・オジエ:
バーレーンで行われる公式WECルーキーテストで、初めてGR010 HYBRIDをドライブできることになり、嬉しいです。シミュレーターでのセッションは順調で、チームと共にGR010 HYBRIDについて学んでいくのは良い体験でした。昨年TS050 HYBRIDのシミュレーターを体験していますが、ハイパーカーは全くの別物だと感じました。将来耐久レースで戦ってみたいという私の夢に向けて、今回のバーレーンでのテストは車両や自分のレベルについて学ぶという意味でも重要です。私にとって大きなチャレンジであり、バーレーンへの準備のためにハードな努力も続けています。本当に楽しみです。