クリス・ミークが2021年、WRCにシュコダで復帰する可能性が浮上している模様だ。ミークは今年、次世代のシュコダ・ファビア・ラリー2のテストに参加しており、シュコダ・モータースポーツのディレクター、ミカル・フラバネクは、WRCで5勝をマークしているミークとのテスト契約を、来季のWRC2争いにつなげたい意向を明かした。
「彼がシュコダ・ファビア・ラリー2で参戦する姿を見るのは、興味深いことになるだろう」とフラバネク。
「すでにクリスとは仕事をしており、今も継続中だ。彼の仕事やその進捗には、とても満足している」
フラバネクは、ミークがWRC参戦する場合はシュコダ・モータースポーツのカスタマーチームからになることを強調している。同様のスタイルでは、今季、アンドレアス・ミケルセンが、ドイツ拠点のトクスポーツから参戦し、WRC2タイトルを獲得している。
「現在は新型マシンのテストと開発に専念しており、参戦についてはまだ、話し合いを一切していない。ごぞんじのとおり、シュコダ・モータースポーツはワークスチームとしては参戦しないので、どのような参戦でも、カスタマーチームを通してのものとなる」と付け加えた。
「ミークのことは、昔から知っている。我々がワークスで参戦していたIRC時代の頃からの付き合いだ」
シュコダ・モータースポーツの新型ファビア・ラリー2は、2022年中盤にホモロゲーション公認を取得すると見られている。一方のミークは、トヨタからのWRC参戦が2019年いっぱいで終了して以来、WRCには参戦していないが、今年の序盤にカタール・インターナショナルラリーでファビアR5をドライブしている。