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WRCモンツァに参戦のテーム・スニネンがヒュンダイi20クーペWRCを初テスト

©WRC PROMOTER

WRC最終戦ラリーモンツァ(ターマック、イタリア、11月18〜21日)にヒュンダイi20クーペWRCで参戦するテーム・スニネンがテストに参加し、その感触に手応えを得ているようだ。

現在27歳のスニネンは先週、イタリアでWRCモンツァ向けのテストに参加し、初めてi20クーペWRCをドライブした。スニネンは、家庭の事情でラリーモンツァを欠場することになったオィット・タナックの代役として、ヒュンダイからの初めてのWRカー参戦に臨む。

「テストでの感触は満足」とスニネン。
「フィーリングはいいし、マシンも乗りやすかった。ドライブしやすいと感じられてよかった。かなり早い段階で自信を得られると思う。1日だけのテストだったので、セッティングをいろいろ試す時間はあまりなかった。セットアップの作業はしたが、自分のセッティングはほかのみんなと似たような感じになると思う。でも、自分はそれでハッピー。マシンに対応しなくてはならないことは分かっているが、その準備もできている」

イタリア中部のベルガモ周辺で行われた今回のテストに先駆けて、スニネンはチームメイトとなるティエリー・ヌービルが行ったテストにも同行している。
「ティエリーのテストに行けたことはよかった」とスニネン。
「彼がどんな話をして、マシンの変更を行っているのかを見るのは興味深いものだった」

昨年のラリーモンツァでは序盤にリタイアを喫しているスニネンは、今年のイベントではもっとインパクトを与えたいと考えているようだ。

「昨年は山岳ステージは走れなかった」とスニネン。
「だから、あのステージでは学ぶことも多いと思う。昨年も天候はかなり変化していた。来週はもう少し安定していることを願うよ。テストでは主にドライだったので、そのようなコンディションだったらうれしいね。セッティング次第になる部分も大きいことは分かっているし、自分のターマックでの力量を披露する絶好のチャンスになると思う」

スニネンは、今季の序盤はMスポーツ・フォードから参戦しWRカーとラリー2を交互にドライブしていたが、WRC2で厳しい結果が続いた後、8月にチームを離脱していた。10月のWRCスペインで初めてヒュンダイからi20ラリー2で参戦し、WRC2の2位でフィニッシュしている。WRCモンツァでは、ヌービル、ダニ・ソルドとともに、ヒュンダイのマニュファクチャラーズタイトル連覇に向けて、わずかな可能性にかけてトヨタとの最終決戦に挑む。同選手権では現在トヨタが47ポイントのリードを握っており、モンツァでの3日間で5ポイントを獲得すれば、トヨタがタイトルを奪還する。



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