ラリー、ダートトライアル、ジムカーナなどBライモータースポーツを対象に、パーツメーカーのキャロッセとタイヤメーカーがジョイントして若手選手にパーツやタイヤの供給などを支援して育成する「CUSCO & DUNLOP Bライセンス競技若手育成プログラム」。
2020年にスタートし、今年で2年目を迎えたこのプログラムは、全日本ダートトライアルでは目黒亮がSC2クラスのチャンピオンを獲得、全日本ジムカーナ選手権では奥井優介がJG5クラスでシリーズ2位、大橋政哉がJG7クラスでシリーズ5位を獲得したほか、全日本ラリー選手権では嶋村徳之がCUSCO GRヤリスで参戦するチャンスを得るなど、グラスルーツモータースポーツのトップカテゴリーでも活躍をみせている。
2022年のプログラムに関しては現時点でまだ正式なアナウンスは行われていないが、編集部が信頼筋から得た情報によると、2022年は新たにブレーキパーツメーカーのWinmaxがこのプログラムに加わり、「CUSCO & Winmax & DUNLOP Bライセンス競技若手育成プログラム」として、新たにサポート対象の若手ドライバーを募集するという。また、キャロッセではヤリスCVTやアクア、ヴィッツ(CVT)などのラリー仕様車を若手ドライバーや女性ドライバーに1年間貸与することも検討中ということだ。全日本ラリーにも出場できるスペックを持つ車両だけに、こちらも気になるところだ。
若手選手にBライモータースポーツの門戸を広げるだけではなく、将来的な活動を拡大できるようにすることも視野に入れた3社共同による若手育成プログラム。募集カテゴリー、募集対象年齢、サポート内容、応募方法等などの詳細は現時点で不明だが、12月上旬にはキャロッセの公式ホームページ(https://www.cusco.co.jp)で発表する予定とのことだ。将来のトップドライバーを目指す若手ドライバーは、ぜひこのチャンスを見逃さないようにしてもらいたい。