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WRCモンツァ:現行WRカー最後のラリーを前に各チーム代表がコメント

©Jaanus Ree/Red Bull Content Pool

今週イタリアで開催される今季WRC最終戦ラリーモンツァ(ターマック)は、2017年から導入された現行ワールドラリーカー規定のマシンでマニュファクチャラーズ選手権が争われる最後のイベントとなる。WRCにとってひとつの時代が終わるという節目のイベントを前に、マニュファクチャラーズ選手権各チームの代表がコメントを寄せている。

トヨタ・ガズーレーシングWRT
ヤリ‐マティ・ラトバラ

マニュファクチャラーズ選手権首位(474ポイント)

Toyota Gazoo Racing WRT

「3つのタイトルを獲得する最高のチャンスを握ってモンツァを迎えることに、みんなエキサイトしている。これを達成することは、自分たちの夢だった。実現できれば、ワールドラリーカーの時代と、2017年にデビューし自分もドライバーを務めた我々のヤリスWRCにとって最後のラリーを完璧な形で締めくくることができる。すべてがプランどおりに進んでマニュファクチャラーズ選手権を制することができると願っているが、モータースポーツではフィニッシュにたどり着くまでは何ひとつ確実なものはないことを自分たちはよく知っている。セバスチャン(オジエ)とエルフィン(エバンス)が、ドライバーズタイトルをかけて正々堂々と戦う姿を見ることも楽しみにしている。ラリーモンツァは昨年、雪や雨に見舞われてとても難しいイベントだったし、先週イタリアで行ったイベント前テストでもかなり雨が降ってトリッキーなコンディションだったので、今回もチャレンジングな最終戦になるのではと予想している」

ヒュンダイ・シェル・モビスWRT
アンドレア・アダモ

マニュファクチャラーズ選手権2番手(427ポイント)

Hyundai Motorsport GmbH

「2021年シーズンの最終戦へのアプローチは、1月から変わらずにファイティング・スピリットで臨んでいく。様々な理由で、12カ月前にモンツァに参戦した時と同じ選手権順位にはつけてはいないが、だからといって最善のリザルトを目指してのプッシュをしないわけではない。来年からは新たなハイブリッド時代に突入するため、今回のラリーでWRCの一章が終わりを迎えることになる。ヒュンダイi20クーペWRCでのさらなる勝利をかけて戦いたいと思っているし、最高の形で2021年の選手権を締めくくりたい。そのためにティエリー(ヌービル)/マルティン(ウィダグ)、ダニ(ソルド)/カンディード(カレラ)、テーム(スニネン)/ミッコ(マルックラ)、3クルー全員がこのチャレンジに臨んでいく」

Mスポーツ・フォードWRT
リチャード・ミルナー

マニュファクチャラーズ選手権3番手(185ポイント)

M-SPORT

「モンツァを迎えることを、心から楽しみにしている。このラリーのフォーマットに関しては賛否両論があることは理解しているが、自分としては再び名門モンツァ・サーキットでラリーを行えるチャンスがあること、しかも今年は観客にも見てもらえることは、素晴らしいことだと思う。タイトル決戦については我々は見守る立場だが、自分たちの目標はこのフィエスタがWRC最高峰クラスでの最後のイベントで思い切り戦ってもらうこと。2017年以来、マシンもチームもたくさんの成果を残してきた。それにふさわしいお別れができることを願っている」



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