ダカールラリーにこれまでBMWで参戦してきたX-レイドラリーチームは、2011年元旦にスタートするダカールラリーに向け、ミニ・オール4レーシングを開発、さらに、モンスターエナジーのサポートを受け、『モンスターエナジー・X-レイド・チーム』が参戦すると発表した。
これまではBMW X3CCをベースにクロスカントリーラリーに参戦してきたX-レイドだが、2009年夏頃からオーナーのスベン・クワントはX3 CCに代わるモデルとしてミニを検討、車両製造者であるマグナ・スター、そしてBMWと協議を重ねてきたという。その結果、今度のダカールラリーに7台X-レイドから出場するBMW X3CCに加え、1台のミニ・オール4レーシングが出場することとなった。
マシンは11月に製作がスタートし、12月に入っても作業が続いているという。このマシンには2011年仕様BMW X3CCと同様の可変ツインターボ・ディーゼルエンジンを搭載。クワントによれば「ミニはX3 CCと比べても全長が短く、全高を低く抑えることができる。また、全体的な重心も低く抑えることが可能だ」とミニの優位性をアピールしている。
新造されたミニ・オール4レーシングは、ゲラン・チチェーリの手によってドライブされるが、新たにエナジードリンクのモンスターエナジーのサポートを受け、そのロゴがマシンに大きく描かれることになる。モンスターエナジーは、同様にX-レイドの7台のうち、ステファン・ペテランセルなど3台のカラーリングを彩ることになるという。
WRCに先んじてラリー・フィールドに登場するミニ。砂丘でミニはどんな活躍をみせるのだろうか……?