FIAは12月15日に開催したワールドモータースポーツカウンシルの会合で、世界ラリークロス選手権の2022年カレンダーを承認した。世界RXは2022年からフル電動化し、新しい時代を迎えることになる。その初シーズンは7月上旬、世界RX伝統の一戦、スウェーデンのヘリェスで開幕を迎え、7サーキットを会場に全12戦で構成される。
第2戦はドイツのニュルブルクリンクで開催、残る5カ国はいずれもダブルヘッダーでの開催となる。最終戦には、南アフリカがカレンダーに復帰。11月にケープタウンのキラーニー・インターナショナルレースウェイで行われる。
世界RXに先駆けて2021年からフル電動のシリーズとして開催されたRX2eは、世界RXの5イベントに併催。スウェーデン、ドイツ、ノルウェー、ラトビア、ベルギーが予定されている。
ラリークロスプロモーターのエグゼクティブ・ディレクター、アルネ・ディルクスは「世界RXの2022年暫定カレンダーを発表することができ、うれしく思う」とコメント。
「懸命な努力の末に、伝統的にラリークロスで高い支持を受けてきたコースから、新しい開催地まで、最善の組み合わせのカレンダーになったと自負している。また、最終戦に南アフリカがカレンダーに復帰したことは、みんなが歓迎していることと思う」。
*ノルウェー、ポルトガル、南アフリカはサーキットの公認取得待ち、南アフリカは新型コロナウイルスの感染流行の影響による出入国制限の状況次第による
また全戦、プロモーターとの合意待ち