ラリーメキシコでは金曜日にクラッシュアウトし、総合16位に終わったシトロエン・トタル・アブダビWRTのクリス・ミーク。開幕戦のモンテカルロでもクラッシュ、第2戦スウェーデンでは雪壁に突っ込み、選手権争いでも3戦を終えた時点で11位と最悪の滑り出しとなっている。
「メキシコでは、ミスをなくしてポイントを獲得することを目指していた。しかし実際は、まさに僕が願っていなかったことをやってしまった」とミーク。
「本当に悔しい。今の自分は充分な仕事をこなせていないのが現実だ。成長しなくてはならない、ただそれだけなんだ」
メキシコ戦での最初のグラベルステージとなったロス・メキシカーノではベストタイムを叩き出したミークだったが、後に続く44kmのロングステージ、エル・ショコラッテでは最初のコーナーでコースオフ。DS3 WRCはコース脇のバンクに乗り上げてしまった。一方、チームメイトのマッズ・オストベルグは総合2位でフィニッシュ。選手権争いでは4位につけているオストベルグが32ポイントを獲得しているのに対し、ミークは10ポイントにとどまっている。
「アルゼンチンまでに6週間ある」とミーク。
「通常はラリーの間も必死で作業に取り組んでいるんだが、今は少し肩の力を抜くべきなのかもしれない。最初のラリーでいい結果が出せなければ、次で出したいと思うものだ。そして3戦目で転倒してしまった。悪循環になっている。リセットして、流れを修正しなくては」