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Mスポーツ・フォードのクレイグ・ブリーンがモンテカルロ向けテスト中にクラッシュ

©WRC PROMOTER / José Arellano

Mスポーツ・フォードのクレイグ・ブリーンが2022年WRC開幕戦ラリーモンテカルロ(1月20〜23日)のイベント前テスト中に、フォード・プーマ・ラリー1でクラッシュし、チームのテストが中断した。ブリーンのプーマ・ラリー1は、フランスのとギャップ近郊の谷底に転落したが、ブリーンとコ・ドライバーのポール・ネーグルはその場から自力で脱出したようだ。

Mスポーツ・フォードは今週、4人のドライバーがテストに参加しており、11日にはアドリアン・フルモーが走行。ブリーンは2番手だった。13日にはガス・グリーンスミスが、16日には現在ダカールラリーに参戦中のセバスチャン・ローブが走行する予定になっている。

チーム代表のリチャード・ミルナーは、今週中にマシンを再稼働させるために取り組んでいる。
「テストの継続はもちろん、マシンの修復を終えてからのコンディション次第」とミルナー。
「今、マシンを引き上げているところなので、サービスに戻ってから損傷を検査する。起きたことは理想的なものではないが、テストをしていればリスクは伴うものだ」

「クレイグも話しているが、彼がテストでクラッシュしたのは13年ぶり。起こり得ることだ。彼にとって幸いだったのは、最近までかなりの時間、このマシンの走行を重ねていたこと。ラリーでのパフォーマンスに影響を与えることはないと思う。そのことについても話し合ったが、このことは忘れて前に進んでいってくれるはずだ」

このアクシデントは右コーナーで発生した。コーナーへのアプローチでブリーンは左フロントを壁に引っかけ、マシンが道を横切りイン側のバンクに突っ込んだ。その後、バンクから跳ね返って転倒し、外側の渓谷から転げ落ちた。マシンが止まった場所は、道から15mほど下だと見られている。イベント前テストでクラッシュしたWRCドライバーはブリーンで3人目。エルフィン・エバンスとティエリー・ヌービルも2021年12月に行ったモンテカルロ向けテストでコースオフを喫している。



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