WRCモンテカルロ:ヌービル「サバイバルな1日だった」デイ3コメント集 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRCモンテカルロ:ヌービル「サバイバルな1日だった」デイ3コメント集

©Hyundai Motorsport GmbH

WRCラリーモンテカルロ、デイ3終了後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。トリッキーなコンディションとなった土曜日、午後からダンパートラブルに見舞われて苦戦を強いられたティエリー・ヌービル。オィット・タナックもラリーリタイアを喫したうえに、オリバー・ソルベルグも初日から続くトラブルに悩まされ、ラリー1マシンでの初戦でヒュンダイが苦戦を強いられている。
(カッコ内は順位の前日比)

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタGRヤリス・ラリー1

■セバスチャン・オジエ/総合首位(↑)

Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

「自分たちとしてはいい1日だったし、昨日に比べてポジティブに前進することができた。マシンのフィーリングも全体的によくなった。今日最初のステージは、ハイブリッドシステムを思い通りに扱うことに苦戦したが、誰にとっても新しいこと。自分のドライビングスタイルを対応させて機能させられるよう努めていた。最後のステージでは、少しクレイジーなタイヤ選択をして、差を広げることができた。この週末はセバスチャン(ローブ)とずっと接戦になっているし、彼とは長年の付き合いなので、何かやってくるだろうと予想していた。この路面コンディションに対してはタイヤの選択はベストではなかったが、セバスチャンと同じタイヤで真っ向対決してどちらが速いかを知りたかった。雪の区間は少しチャレンジングだったが、ドライの路面ではとてもフィーリングがよく、いいステージになった。でも、明日もまだ1日が長いし、トリッキーなコンディションになる可能性もある」

■カッレ・ロバンペラ/総合4番手(↑)

Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

「マシンにかなり変更を加え、自分のドライビングスタイルに対してのバランスがかなりよくなったので、とてもドライブしやすくなった。セッティングでいろいろなことを少しずつ試し、小さなステップを重ねてきたことがやっと報われた。ステージウインを2本取れて本当によかったし、最後のステージは特によかった。ラリーの序盤は自分のタイムを見るのが辛かったが、今はドライビングが楽しくなり始めてきた。これほど大きなステップを踏めたことがうれしいし、さらに何ができるのか考えていく。マシンにポジティブなフィーリングを感じられるようになれば自信につながるし、すべてが楽になっていく」

■エルフィン・エバンス/総合26番手(↓)

Toyota Gazoo Racing WRT

「今日起きたことは、もちろん悔しい。すごく順調だったし、午前中は全体的によかった。SS11も順調だった。でも、ステージの難所を切り抜けた後、トリッキーな右コーナーでミスをしてしまった。ペースノートには記載してあったが、あっという間にその場所が出てきてブレーキが遅くなってしまった。難しい場所でマシンが止まってしまったので、手を貸してくれたファンのみんなに感謝している。ステージに戻ることはできたが、かなりタイムをロスしてしまい、その後は長く感じられた。明日のパワーステージでポイントを獲得するために、あまりリスクを冒したくなかった」

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1

■セバスチャン・ローブ/総合2番手(↓)

Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

「差が少し開いてしまったね。自分もがんばったが、オジエは最後の最後でタイヤを変えていたね。スリックで走るのはすごくトリッキーだったし、すごくミスをしやすい状況だったが、走り切れたよ」

■クレイグ・ブリーン/総合3番手(↑)

Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

「何もトラブルはなかった。タカモト(勝田)がいたので数秒遅れてしまったが、それ以外は問題なかった。あそこはさらにスリッパリーだったが、それでも走り切れた」(SS13終了後)

■ガス・グリーンスミス/総合5番手(↑)
「楽しい1日ではなかった。何をやっても悪い方に進んでしまうような感じだった」(SS13終了後)

[ヒュンダイ・モータースポーツ]
ヒュンダイi20 Nラリー1

■ティエリー・ヌービル/総合6番手(↓)
「なんて言ったらいいのか、分からない。右フロントのダンパーにトラブルを抱えながら、なんとか1日を乗り切った。午前の真ん中のステージ(SS10)のスタートで、突然、マシンが片側に寄るような感じになってしまったが、このステージを走り切ってようやく、ダンパーのトップマウントがなくなっていたことに気付いた。日中サービスがなかったので少し苦しかったが、戦い続けた。2ループの間で自分たちで修復しなくてはならなかったが、SS12をスタートして数kmでダンパーがボンネットを突き抜けてきた。その後、最終ステージに向かうリエゾンで修復をしたが、最後の数kmでまた同じことが起きてしまった。サバイバルな1日だった」

■オリバー・ソルベルグ/総合48番手(↓)

Hyundai Motorsport GmbH

「ここ数日と同じように、燃料の煙が車内に入ってくる問題を抱えていた。SS10ではステージの中盤で集中力が途切れてしまい、中速の右コーナーでコースオフしてしまった。奇跡的にマシンをコースに戻し、ラリーを続けることができた。戻れると思える状況じゃなかった。25人くらいの人が押したり引いたりして、マシンを救出してくれた。幸い、外観のダメージだけで済んだ。午後は、さらに経験を積むことに費やした。本当に難しい1日だったので、雪のSS13で、自己ベストタイのサードベストタイのタイムを出して1日を終えられたのはよかった」

■オィット・タナック/SS11後のリエゾンでラリーリタイア

Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

「今日は、マシンのフィーリングはOKだったし、大きなドラマもなかった。最初のステージでパンクしてから、何かがおかしくなった。走行を続けていたが、スペアタイヤが残っていなかったのでできる限り丁寧に走り続けるしかなかった。不運なことに最後のステージの凍ったコンディションで、本当に小さな、でも致命的なミスをしてしまった。そこでダメージを負い、それまでとなった。クーラントが漏れてエンジンがオーバーヒートを起こしたので、リエゾンでマシンを止めなくてはならなかった。残念ながら明日は再スタートできないが、このチャレンジングな週末で学んだことをシーズンのこの先につなげていく」

[TOYOTA GAZOO RACING WRT NG]
トヨタGRヤリス・ラリー1

■勝田貴元/総合13番手(↓)

Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

「なんと言ったらいいか、言葉が見つかりません。ラインは見えていたが、たくさんアイスがあるところでブレーキングしてしまいました。申し訳なく思います」(SS13終了後)

デイ3 プライオリティ1ドライバーのタイヤチョイス

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