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2022年のジュニアWRC、前年王者のサミ・パヤリなどがエントリー

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WRCラリースウェーデン(2月24〜27日)が2022年の初戦となるジュニアWRCに、2021年王者のサミ・パヤリが再び登録。今季からMスポーツ・ポーランドが製作するフォード・フィエスタ・ラリー3のワンメイクとなるこのシリーズの初戦には、8クルーがエントリーしている。

前年王者としてJWRC連覇に挑むドライバーは、2007年のパトリック・サンデル以来。現在、JWRCタイトルを2回以上獲得しているのは、パー-ガンナー・アンダーソン(2004年、2007年)だけだ。

パヤリが連覇に向けて争うライバルの筆頭は、2021年シリーズ2位のジョン・アームストロング。パヤリとアームストロングはいずれも今季はコ・ドライバーを変更しており、それぞれエンニ・マルコネン、 ブライアン・ホイを迎える。

2018年にツール・ド・コルスで勝利をマークしたジャン・バティスト・フランチェスキは、2021年にパヤリとERC3ジュニアタイトルを争い、これを制している。2021年のERC3ジュニアタイトルは、Mスポーツ・ポーランド、ピレリ、ERCプロモーターとの連携による「ラダー・オブ・オポチュニティ」を設定しており、フランチェスキはその特典としてジュニアWRCに挑む。

今回のラリースウェーデンに登場するJWRC勢のうち、これまでこの部門で経験を積んでいる6クルーはいずれもステージウインをマークできる実力を持ち、6クルー合計のステージ勝利数は100を超える。

一方、ケニアのマクレー・キマチは、初めてのJWRC参戦。2021年のWRCサファリ・ラリーケニアにMスポーツ・ポーランドのフィエスタ・ラリー3でWRCデビューを飾った。同じく2021年のWRCアクロポリス・ラリーギリシャで、母国でのWRCデビューを果たしたパナジオティス・ルーステミスも、国際ラリーシリーズでの初めてのフル参戦に挑む。

現チャンピオンとしてシーズンを迎えるパヤリは「本当にエキサイティング。4WDマシンになることは、自分にとってもみんなにとっても新しいチャレンジだ」と語る。
「スウェーデンはスノー&アイスで自分には馴染みのある路面だが、同じような経験を持つのは自分だけではない。ラウリもスノーラリーが得意だし、そのほかにも速いドライバーがたくさんいるので、1年を通していい戦いになるはずだ。とにかく新しいシーズンが始まるのが待ちきれない。今季はすでにラリーモンテカルロに参戦していて、この時はJWRCタイトルは懸かっていなかったが、WRC3でいい経験を積むことができた」

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JWRCのマネージャーを務めるMスポーツ・ポーランドのマチェク・ボダは「2022年のジュニアWRCも才能あふれる顔ぶれが揃った。今季からワンメイクマシンが4WDマシンになることも考えれば、非常にエキサイティングだ」と語る。

「2021年にシリーズを制したサミが再び選手権に戻ってくるのは素晴らしいニュースだが、マシンがフィエスタ・ラリー4からフィエスタ・ラリー3になるので、成長過程としては自然の流れ。サミにとっても再び選手権に挑戦するほかのクルーにとっても、4WDシリーズに生まれ変わるジュニアWRCはまったく新しいチャレンジとなる。非常に興味深いシーズンになる。サミ、ジョンのほかにも、ウィリアム・クレイトン、ラウリ・ヨーナ、ロベルト・ビルベスも、昨年非常にコンペティティブなパフォーマンスを披露した」

「さらに、J-B・フランチェスキの名前がリストに入っていることも、大変うれしく思う。非常に才能のあるドライバーなので、選手権がより面白くなるはずだ。マクレー・キマチやパナジオティスという新しいクルーも、それぞれ昨年のWRCで素晴らしい走りを披露していた。彼らのシーズンを通しての成長も楽しみだ」

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