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トヨタのトム・ファウラー、WRCモンテカルロでの惜敗に「スウェーデンで巻き返す」

©WRC PROMOTER

トヨタ・ガズーレーシングWRTのテクニカルディレクター、トム・ファウラーは、WRCラリーモンテカルロで連覇を逃した悔しさを次戦のWRCラリースウェーデンで晴らすと語っている。

ラリーモンテカルロではトヨタGRヤリス・ラリー1を駆るセバスチャン・オジエが、Mスポーツ・フォードから初参戦したセバスチャン・ローブ(フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1)と激戦を繰り広げた末、優勝を目前に最終2本目のSSでパンクを喫した。チームメイトのエルフィン・エバンスは、総合3番手を走行中にコースオフを喫し優勝争いから脱落。カッレ・ロバンペラは序盤苦戦したものの、後半にペースをつかんで4位フィニッシュを果たした。

「あれは痛かった」とファウラー。
「モンテカルロでは優勝にかなり近づいていた。それはセブだけではない。エルフィンのドライビングの素晴らしさと、彼が見せられた速さを考えれば、1‐2フィニッシュも可能だった。でも、我々があのラリーで残したリザルトは、まったく違うものになった」

マニュファクチャラーズ選手権ではMスポーツ・フォードに続く2番手でモナコを後にすることにはなったが、ファウラーとチームスタッフは、今季はウメオが拠点となるシーズン唯一のスノーラリー、スウェーデンでは巻き返しを図ると気合いを入れている。

「大きな視点で見れば、ポジティブだ」とファウラー。
「モンテカルロでの4台は、いい走りをしていた。勝利も目前だったが実現しなかった。その痛みを胸に、スウェーデンに向けて前進する力にする。優勝すれば地元に帰ってヒーローになれるが、次のイベントでは誰かがそんな自分を倒そうと挑んでくる。自分たちはスウェーデンで巻き返す」

ラリースウェーデンは昨年は開催中止となっており、その前年の2020年にトヨタはエルフィン・エバンスがヤリスWRCでの初勝利を挙げている。



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