2019年のWRCチャンピオン、オィット・タナックは、今季のWRCでも鋭い走りでトップ争いができるペースはあると自信を見せる。
エストニア出身のタナックは、1月のWRC開幕戦ラリーモンテカルロのSS12でコースオフし、ヒョンデi20 Nラリー1のラジエターにダメージを負ってリタイア。しかし、今月の第2戦ラリースウェーデンでは、新マシンは十分な速さを出せると考えている。
「自分たちのマシンは速いと思う」とタナック。
「純粋なパフォーマンスという意味では、ポテンシャルがあるのは間違いない。モンテではいくつかトラブルもあったし、あのマシンのフルのスピードやポテンシャルを出せていなかったということを忘れないでほしい。一連のトラブルを解消できれば、自分たちの力量がもっと明らかになる」
タナックは、昨年の第2戦となったスノー路面のアークティック・ラリーフィンランドはノーポイントに終わっており、リベンジを果たしたいところ。ヒョンデ勢は今回のスウェーデンに、タナックのほかティエリー・ヌービル、オリバー・ソルベルグをワークスノミネート。開幕戦モンテではヌービルがチーム最上位の6位で唯一ポイントを獲得できたという厳しい内容に終わっており、チームとしても巻き返しが必要となる一戦だ。
※Hyundai Mobility Japanの日本語表記に合わせヒョンデとしました。