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「ラトバラの“ナンバー2”扱いが、シリーズ2位へとつながった」とウイルソン

 

 ヤリ-マティ・ラトバラはWRC最終戦ラリーGB終了後にランキング2位となったことに驚いていることを認めた。また、チーム代表のマルコム・ウイルソンはラトバラの今季の成長を褒め称えるとともに、今シーズンの彼は“ナンバー2”と明確な位置付けがあったことでプレッシャーから開放され安定性を得ることになったのだと語っている。

 ラトバラは最終戦、ラリーGBでセバスチャン・オジエとペター・ソルベルグとバトルを展開していたが、オジエはデイ2でクラッシュして脱落。
 この結果、ソルベルグ対ラトバラの戦いとなり、パンクによって優勝の可能性が消えた後でも、ラトバラにとっては3位のフィニッシュでランキング2位を確保できる状態だった。

「今日は素晴らしい日でファンタスティックな気分だ」とラトバラ。「今季スタートでの僕の目標はランキング3位でシーズンを終えることだったから、2位は予想以上の結果。今年2戦で勝ち、チームにおいてセカンドドライバーの立場の僕がこのような結果を残せるとは思いもしなかった」

「金曜日にはパンクの原因を作ってしまい、優勝を逃すことになったけど、これは自分のミスだからね。その後ですごく落ち込んだけど、チーム全体が励ましてくれたんだ。自分のことを信じきることができなかったけど、彼らは信じてくれてたんだ。
 ミイカ(アンティラ)と僕はこの1年とてもがんばったけど、励ましてくれて、助けてくれたミッコ(ヒルボネン)にも感謝をしたい。ラリー中、クルマもパフォーマンスを発揮してくれたからフォーカスにも感謝だね」

 またラトバラは、チームの代表マルコム・ウイルソンから、決して褒められない2009年の状態から、こうしてトップコンテンダーへと成長したことについて称賛を受けた。
 ウイルソンは「それまで欠けていた安定性が、シリーズ2位を獲得するためのカギであることに気付き、彼はドライバーとして非常に成長した」と語る。

「ラトバラをナンバー2とすることでプレッシャーを取り除き、それが彼の成長に役立った。彼はシーズンを通してプロフェショナルな仕事をこなした。ミッコが今シーズン苦労したことも2011年の彼にとって自信となるはずだ」



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