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次世代ファビア・ラリー2のテストに参加のミーク、WRC復帰については不透明

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現在、シュコダの次世代ファビア・ラリー2の開発テストドライバーとしてプロジェクトに参加しているクリス・ミーク。シュコダからWRCに復帰するのではという憶測を否定しなかったが、独自の取材に対し、自分の心はダカールへの復帰にあると語った。

WRCでは通算5勝をマークしているミークは、先日もアンドレアス・ミケルセン、エミル・リンドホルムとともにフィンランドで複数日に渡ってシュコダのテストに参加した。一方で、2021年に初めて参戦し、今年からは世界ラリーレイド選手権の一戦となったサウジアラビア開催のダカールに挑むことが最終的なゴールとして、プラン確保に向けて取り組んでいる。

「トップカーでダカールに参戦したいが、ハードルを乗り越えてチャンスを得るのは簡単ではない」とミークは語っている。
「ダカールはとにかく経験がモノを言うが、チャンスを生み出すために、意欲的に取り組んでいる」

世界ラリーレイド選手権の設立が、その取り組みを後押しすることになるかという問いにミークは「メーカーやドライバーにとって、狙うべき世界タイトルが生まれたというのは、ラリーレイドにとって本当にいいことだ。2021年に初めてダカールに参戦した時から、ダカールの冒険的な側面、必要なスキル、ナビゲーションにとても魅力を感じていた。でも、ダカールに関しても、シュコダに関しても、決まっていることは何もない」

現在42歳のミークは、トヨタのワークスドライバーとしてヤリスWRCで参戦していた2019年を終えた後は、ラリー参戦は散発的なものにとどまっている。しかし、彼のマシンの開発力、エンジニアリング力はよく知られている。

「今でもマシンをドライブすることを愛して止まないし、これまでずっと走ってきた」とミーク。
「スポットライトの当たる場所から離れ、エンジニアと一緒に仕事をするのが好きだった。シュコダでの活動はとても楽しいし、彼らはトップクラスのチーム。でも、それが将来の何かにつながるかどうかは、現時点ではまったく分からない。そうしたことについての話し合いは、まだ行っていない」
(Graham Lister)

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