WRC公式のラリーゲーム最新作『WRC10 FIA世界ラリー選手権』を使用したeスポーツの世界選手権「2022年eスポーツWRC」は第3戦スペインが3月4〜7日に行われ、日本のKazunokotaが開幕ラリーモンテカルロに続いて2勝目をマーク。今季からeスポーツWRC参戦を開始したKazunokotaは、これで参戦した3戦中、2戦を勝利で飾ったことになる。
Kazunokotaはこのラリースペインでは、シリーズレギュラーのライバルに2秒近くの差をつけて優勝。選手権争いでは、2番手のSami-Joeに15ポイント差をつけて首位に再浮上した。
そのSami-Joeは、この週末は意外にも6番手のタイムしか出せなかったことで注目を集めることになった。前戦スウェーデンでは勝利を飾り選手権首位に立ったレバノンの若手、Sami-Joeだったが、2021年のタイトルを守るためには今季この先、失敗を許されないプレッシャーを抱えることになった。
このスペイン戦でKazunokotaとともにポディウムフィニッシュを飾ったのは、2戦連続で2位に入ったNexl。Race Clutchのチームメイト、Izamusingも3位に入り今季初ポディウムを果たした。
このふたりがチームに2‐3フィニッシュをもたらしたことで、フランス拠点のRace Clutchはチームズ選手権での首位を堅守。Kazunokotaが所属するeRally Drivers teamに8ポイントのリードを握っている。
eスポーツWRCの次戦、第4戦ウエールズ戦は、3月18〜21日に行われる。