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新時代を迎えたERC、コンペティターはライブ配信を称賛

©WRC PROMOTER

先週末にポルトガル北部で幕を開けたERCの新時代について、シリーズの有力ドライバーたちが賞賛している。

2022年ERC開幕戦となったラリーセラス・デ・ファフェ・フェルグエイラス‐カブレイラ・ボティカスは、WRCプロモーターがシリーズのプロモーション権を取得して初めて開催されたイベントで、全ステージがWRC+のプラットフォームでライブ配信された。この配信は、走行順19番手のケン・トーンがパワーステージを制した時点で終了となったが、その中継は広く称賛された。

イベント前に優勝候補に挙げられていたエフレン・ラレーナは「全ステージがライブ配信されるとファンもスポンサーも喜ぶし、本当にいいことだと思う」とコメントを寄せている。またWRC2でポディウムに上がったエリック・カイスも「ステージ走行中の選手のオンボードを見ることができた。2周目のコンディションや彼らの状況を知りたかったからね」と選手ならではの活用法を明かしている。

WRC PROMOTER

ラレーナとカイスはいずれも、雨に見舞われた金曜日はトラブルに遭っており、イベントはスペインのニル・ソランスが完璧な走りを見せて、大差をつけて勝利を飾った。昨シーズンのWRCスペインでWRカーデビューを果たしWRCポイントも獲得しているソランスは、今回はフォルクスワーゲン・ポロGTI R5で参戦。最後まで首位を譲ることなく、何度もポルトガル選手権を制している強豪のアルミンド・アラウジョ(シュコダ・ファビア)や、エストニア期待の若手、ゲオルグ・リンナマエを破った。

リンナマエのコ・ドライバーを務める英国のジェームズ・モーガンは「非常に興味深いイベントだった。ステージはとてもよかったが、悪天候でクルーも主催者も大変だった。選手権の未来は明るいようだ」と語っている。
(Graham Lister)



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