Mスポーツ・フォード、ミルナー代表「反応が鈍いと言われたフィエスタから学んだ」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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Mスポーツ・フォード、ミルナー代表「反応が鈍いと言われたフィエスタから学んだ」

©WRC PROMOTER

Mスポーツ・フォードのチーム代表、リチャード・ミルナーは、フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1はシャシーの開発を優先させたおかげで、あらゆる路面でコンペティティブに戦えると考えている。

ハイブリッドの新規定ラリー1が導入された今季、Mスポーツ・フォードは開幕戦モンテカルロでダブルポディウムを獲得。イベントを制したセバスチャン・ローブは、早い段階でシャシーの信頼性を強調していた。

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ミルナーによれば、チームは今シーズン、ハイブリッドエンジンを搭載した新世代のラリー1マシンに搭載されたアップグレードされたセーフティセルのシャシーに重点を置いており、このことが大きなプラス点のひとつだという。

「このマシンには多くのことに取り組んだ」とミルナー。
「最も大きなことのひとつがシャシー。新しいスペースフレームだということもあるが、フィエスタから学んだことをすべて活かし、最高のシャシーと最高のジオメトリーを確保するために多くの作業に取り組んだ。ドライバーたちからは、フィエスタは少し反応が鈍いとよく聞かされていたが、今回、スピードと反応性を高めることができた。まずまずの成果を挙げている」

「グラベルでもターマックでも、本当にいいベースができたと満足している。今季はすべての路面でいい戦いができると考えている」

2月に開催されたスノー&アイスのスウェーデンに続き、第3戦には今季初のフルターマックラリーとなるクロアチア(4月21〜24日)が控えている。さらに5月のポルトガルでは、初めてのグラベルラリーを迎える。ここからグラベルラリーが続き、シャシーからグリップを引き出すための性能と柔軟性が試されることになる。

「どのイベントもそれぞれに試練がある」とミルナー。
「サルディニアタイプのイベントも全開だが、あのような暑いラフグラベルでは特有の課題がある。ポルトガルは非常に速度域が高くかなりスムーズな場所もある。しかし、雨があると恐ろしいほどスリッパリーになるから注意が必要だ」



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